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小学校でも75点未満は赤点! フィリピンのシビアな評価方法

フィリピンの小学校の成績表には、「各科目の成績」、「総合的な学習態度」、「出欠の記録」の3つが記載されますが、それぞれの評価の方法は日本とは大きく異なっています。

今回は、各科目の成績のつけ方について解説。

これが小学校の成績表

小学生の成績表です。

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Filipino 国語(タガログ語)
English 英語
Mathcmatis 算数
Science 科学
AP 歴史

ESP 道徳

EPP 家庭科

MAPEH(下記科目の平均点)
Music 音楽
Arts 図工
Physical Education 体育
Health 健康


音楽や図工、体育など、情操教育の科目は授業時間が少なく、成績表の点数もひとくくりにされています。
重視されている科目は、国語と英語の言語系。

点数は0~100段階

各学期末に試験が行われ、4回の学期末試験(フィリピンは4学期制)の点数の平均点をもとに、科目ごとの成績が決まります。

ただし、他の生徒と比較して点数をつける相対的評価ですので、試験の点数=成績、とはなりません。

先の成績表でみると、国語は79点、英語は86点。

そして全科目の平均点が83点。


年間の平均点が75点未満だと赤点。

赤点をとった科目が3つ以上あると、小学生でも容赦なく落第、留年。

そのため、小学校でも、年齢と学年があっていない子が少なくありません。

成績表の受け取り方

フィリピンでは、成績表は生徒には渡しません。

決められた日時に親が学校へ出向き、先生と親で面談をしながら、子どもの成績についての説明がなされます。


また、成績表は手渡さず、親に見せておしまい。

成績表が必要な場合は、親が写真かコピーをとります。

生徒の成績はオープン

生徒の成績が確定すると、各クラスごとに教室のドアに生徒の点数が張り出されます。

日本ではありえないですが。成績上位の生徒を称える意味で、クラスのトップから上位20名ほどの生徒の成績が発表される。


優劣をはっきりさせる、これがフィリピンの教育文化。
大学になると顔写真付きで校内に掲載。


優劣をつけない全員平等の日本の教育方針とは異なり、頑張った生徒は称えるのがフィリピンの教育スタイルです。


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