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【活動報告】第4回 NEWDOOR進学プレッププログラムレポート

 NPO法人glolabは、2022年度より「NEWDOOR進学プレッププログラム」を開始いたしました。7月に第4回キャリアワークショップを実施しましたので、ご報告いたします。尚、本プログラムは、「草の根市民基金・ぐらん」による助成を受託して実施しております。

※第3回は「みらいチャレンジプログラム」の事前学習会を行いました。
 詳細は「みらいチャレンジプログラム」の報告をご覧ください。
 
※「NEWDOOR進学プレッププログラム」とは、在留資格や生活環境などにより、高等教育機関への進学に前向きになりにくい生徒を対象にしたプログラムです。詳細は以下をご参照ください。
「NEWDOOR進学プレッププログラム」を認定NPO法人キッズドアとの協業で始動しました。
「NEWDOOR進学プレッププログラム」募集開始のお知らせ
 
 本プログラムでは、オンラインで3回ほど外国にルーツを持つ先輩との交流会を予定しております。初回となる第4回キャリアワークショップでは、起業したセンパイ・岡村アルベルトさんにご参加いただき、お話を伺いました。

【概要】

 ■ 日時:2022年7月17日(日)
 ■ 形式:オンライン
 ■ 参加人数:NEWDOOR進学プレッププログラム参加高校生
      (1年1名、2年2名)
 ■ 流れ:
  1. 外国にルーツを持つセンパイのライフストーリーリライト版を読む
  2.外国にルーツを持つセンパイとの交流会

1.外国にルーツを持つセンパイのライフストーリーを読む

 交流会の前に日本語のレベル別にグループに分かれて、「センパイのライフストーリー」をやさしい日本語にリライトした読解教材を読みました。※
文章を通して、岡村さんが来日してから起業に至るまでを知り、起業につながった経験やきっかけについて考えました。そして、どうして岡村さんは起業することができたのかグループで話し合いました。参加生徒たちは、ライフストーリーの文章の中にあったこと以外にも「資金があったからではないか」、「日本語力が高いから?」等、いろいろと想像を膨らませて考えることができました。

※NPO法人グロラボでは、「センパイのライフストーリー」をわかりやすい日本語に「リライト」し、読解教材化しています。今回のワークショップでは、このリライト版読解教材をワークショップ用に短くしたものを使用しました。
岡村アルベルトさんのライフストーリーリライト版は以下をご覧ください。
 
センパイのライフストーリーリライト版:岡村アルベルトさんのケース


2.外国にルーツを持つセンパイとの交流会

 「センパイのライフストーリー」を読んだ後、実際に岡村アルベルトさんにご参加いただき、お話を伺いました。
はじめは少し緊張気味の生徒たちでしたが、質問があるかと聞くと、「起業するために必要なことは何ですか?」「どうして外国人のために働こうと思いましたか?」「起業するとき、両親は何と言いましたか?」など生徒たちからたくさんの質問が出ました。岡村さんには起業に関することはもちろん、進路の選び方、仕事とプライベートのワークバランス、家族のことや友人との付き合い方など幅広い質問にお答えいただき、とても参考になるポイントをたくさんいただきました。そして、どんな質問にも日本語で明快に自分の考えを述べる岡村さんに生徒たちはたくさんの刺激をもらいました。


3.参加した生徒の感想

《生徒が書いたお礼の手紙》
《生徒が書いたお礼の手紙》


「役に立つ情報をいただくことができました。今回の交流会で、将来のことが少しわかるようになりました。」
「将来大学や専門学校を選ぶ時にどうやって選べばいいかわからなくて迷っていましたが、岡村さんの話を聞いて印象に残っているポイントを考えながら選んでいきたいです。」
 
 次回は大学に進学し、外資系企業で働くセンパイに話を聞く予定です。今後もさまざまな大人に出会い、多様な選択肢を知る場をつくっていきたいと思います。

報告:ウィリアムズ

■ glolab 基本情報
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