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NPOの代表になって1年。これからの365にち🐤🐓

 「立場を気にして、面白くないつまんない人間になったらどうしよう。」

 これが、365日前の私の心配ごとでした。

初めまして。教育・人材育成分野のNPO GLOCAL CENTERの代表をしている行元沙弥です。節目に、今の頭の中を書いておこうと思います。

「風通しの良い社会」実現のカギはインクルーシブ?

上記に加えて、世界の中の日本を感じるには?時間軸を長くもつには?NPOが社会に齎すインパクト、その可能性とは?代表とは?NPO Leadershipとは?こんなことを最近、考えています。

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32歳で代表なんて早いと思っていたけど、世界のリーダーをみてみたら国の長に30代でなっておられる方も。国は組織やコミュニティ、チームからできている。まだ早いと思わずに、自分のいる場所からもっとこの流れを加速させたいと思いました。若者女性高齢者の方までを内包する、オープンで風通しの良い、インクルーシブな社会をつくるためにも。

自分の声に耳を傾ける強さを

冒頭の「つまんない人間になったらどうしよう」というのは、代表として色んなことが気になりはじめた(事実、気にしないといけない!)自分に気が付いたからです。

でもふと、外に意識がある人から生み出されるものにあふれている社会か、自分の内なる声に耳を傾ける強さを持っているひとから生み出されたものがあふれた社会か。私は後者が良い。

外から色んな声が入ってくるからこそ、まずは自分が自分の声に耳を傾ける練習をして、スタッフの声を聴いて。その内なる声を信じる強さと、それに共鳴してくれる心強い仲間が組織内外で一緒にこれからの社会に必要な未だない循環を創っていけることを信じています。
自分の声に耳を傾けるためにも、フィードバックはとても大切なので意識的に必ず人の意見はどんどん頂くようにしています。そして、色んな人がGLOCALのことをジブンゴト化して考えて下さりその力をいただいています。ありがとうございます。何が起きても大丈夫なチームが生まれている感があります、けどまだ道半ば。

アノニマスな私たち。スタッフとの時間を大切に

代表になって、1番最初にしたいと思ったことは、スタッフとの時間をつくること。 OKが出た人は1人1人のひととなりが分かるblogを書きました。
📝きのP /なかのっち / ひらちゃん / トニー / ひごさん / よしださん / はだくん...
誰もが知っている前代表の榊田さん(京都信用金庫理事長)の信頼関係を基盤に、アノニマスな私たちが顔を覚えてもらい、 細くても多くのゆるやかな線で関係性を紡ぎ直す必要があると思ったからです。10人のNPOだからこそ。 理解がすすむと、私自身自然とより愛着がわきました。GLOCALにもスタッフにも。 そして、GLOCALはもとより、スタッフの人となりを理解してもらってスタートしたい。前代表から継承されたコアや文脈を受け継ぎながらも、スタッフとの時間を持つことは、これからも大切にしたいポイントです。 実際に、私はスタッフと日常的に話して色んな発見、アイデアが浮かんできます。そして日々変化しています。互いの判断軸、おさえどころ(大切にしていること)も互いに感じながら。 結果、それが活動の拡がりや生み出す事業のテーマになっています。何においても、まずコアを理解すること、聴くことからスタートしたいです。2020年は、ライフイベントがあったスタッフも多く、そうしたライフの変化もわたしたちの活動や働き方に大きく影響しています。 :) Arigato!

色んなことを話してもらえるようになった

あとは私に向けて、語られることが変わりました。自分がそれを話されるほど成熟していなかったんだなと思うことが、ことあるごとにありました。

代表(たまに理事長と言われる)大変でしょう?とも言われますが、大きな声で言いたいのは、大変なのはバックオフィスです!!!(笑)
よく、わたしたちを好き放題暴れまわらせてくれているなと思っていましたが、それをより痛感した1年でした。理解が進みより多くを知ってしまうと、もう好きに動けなくなりそうなくらいの。 なので、私の周りにいる人の方が大変です。ありたい理想と乗り越えないといけない現実をいつも繋いでくれるバックオフィスの重要性を ふんわりではなく、明確に理解した1年でした。これは前代表もしきりに話されていてその意味を更に理解しました。

2021抱負

What's DAIHYO?

個人としては、NPOの代表は、社会にいる名もなきいつも日常を支えている、未来を支える人たちの代弁者と捉えたい。(法律上の責任云々は勿論引き受ける覚悟はあります)

NPOとしては、社会の変容に必要なエコシステムを人材育成を通じて創出していく。その結果風通しの良い社会が出現する。 NPOが、既存の活動の社会性を加速させる、人や企業やまちのパートナーになれると信じています。 今のスタッフと一緒だったら必ずできます。

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▲NPOのLeader向けavpnの研修での1コマ  

このメンバーでしかみえない景色を見る!

 🌠この続きの、2021年のシナリオプランニングは次に書きます。

ハイライト最終

先日理事会・総会を終えて振り返ると、面白いカラフルな事業が生み出されていて安心しました。 そして、誰一人欠けることなく、みんなが楽しそうに笑って一緒に居てくれて、ほっとしています。

コロナで好きに動けまわれないけれど、その間にためたエネルギーを事業で爆発させようね。♡


おまけ

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昨日、GLOCALサポータのNさんが来られていました。Nさんは、卵のクラックをはじく機械やパックを71か国ローカライズに製造販売している会社の会長。スーパー73歳のNさんは、いつも私と学生に刺激をくれます。年齢なんて感じません。「若いころ学校の先生になりたかった。文学部でシナリオライティングをしたかった。」と。 まさにそれらはGLOCALにぴったりすぎて、早速いろんなお話を学生にしてもらおうと企てています。「学生たちに、何を学んでほしいですか?」という問いに、「遊び方!」と即答。 そんな素敵な大人に囲まれて1年を迎えて、私は言い訳できません。年齢不詳なエネルギッシュな人に知恵をいただきながら、インクルーシブな社会変革のシナリオプランニング(アダムカヘン氏には2018年モントリオールでお会いしてます)を一緒に描いてもらおうと思います。 みんな、物語をもっている。自慢のスタッフと一緒に、それが引き出される場をつくるだけ。♡

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