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従業員800名の企業がロゴをリニューアルする時に、PMOがすべきこととは

グロービスは創立30周年を迎えて、今年ロゴのリニューアルを発表させていただきました。

今回はロゴのリニューアルではなく、リニューアルしたロゴを実際に反映する途中経過で、PMOとして私がどのように立ち回り進めているか進捗を共有します。
→リニューアルは2024年4月リリース

株式会社グロービスの従業員数は連結で806名(2023年3月31日現在)。この規模のロゴリニューアルの初期段階ってどんな感じで進めているの?という参考になれば幸いです。

とはいえ、正解がある話でもなく、まだまだオープンできない情報も多いです。そのため抽象的な箇所や、分かりづらい部分がるかもしれません。

そのあたりは予めご了承ください。

チーム体制

グロービスのブランド管理体制はリーダーがいて、デザイナーと広報のスタッフ、プラスPMOである私です。

経営陣との調整はリーダーを通して調整。また、必要に応じて意思決定はリーダーにお願いしますが、それ以外はメンバーを中心に決めていきます。

あたらしいロゴ

今回決まったロゴはコーポレートロゴのみ、ステークホルダーの皆さまを巻き込み投票で決定いたしました。

あわせてGLOBIS BLUEもリニューアルしました。

こちらがイメージムービーです。

これらの詳しい背景はプレスリリースを確認いただくとして、決まったことはこれと2024年4月にロゴが刷新することのみです。

やることとやらないこと

まずはやることと、やらないことについてすり合わせをおこないました。

今回の刷新にあたり、デザイナーからは「あれも変えたい」と様々な意見がでました。

ここは明確にやることを絞るべきであることを伝えました。

今回リニューアルしたのはロゴ、カラーの2つです。

グロービスには「グロービス経営大学院」
その他にも、プロバスケットチームやラジオ局など、
提供しているサービスは多岐にわたります。

つまり、普通にやるだけで決めなければいけないことが多いため、
色々変えたいものがあるのはわかるけど、優先度はきちんとつけようという話です。

我々が優先的に進めるものはロゴを変更することです。

そのため、それを実行するために絶対に必要なことのみにフォーカスするということで進めることにしました。

PMOとして絶対にNGなこと

前述した通りやることをしぼったのですが、その時に考えていたのは「絶対にNGなことも考えていました。」つまり、ロゴ刷新が終わらない状態です。

色々なことに手を出した結果、「これはできたんだけどロゴ刷新ができてないんです。」これは絶対避けたいと感じていました。
→当たり前だと思いますよね?
でもプロジェクトを動かしていると本来の目的と違う部分に
リソースを投下すべきでは?という謎のパワーは必ず働く

解決策は?

心がけたのは「問いかけ」です。

PMOが「リニューアル範囲は必要最低限にすべきだ」と最初からいうのは避けたほうがいいです。

大切なことはメンバー全員が「そうだよね、たしかに大切なことにフォーカスすべきだよね」と納得して「決断してもらうことです。」

そのために議論が拡大した時に「我々が必ずやらなければいけないことって何でしたっけ?」など問いをたてて、結論はみんなで導き出すことが超大事です。

具体的な進め方

全体ゴール設定

我々はどの範囲で4月までに何をやるのかを設定しました。

わたしたちの場合、この段階で4月時点でどのサービスのロゴをリニューアルするかを決定しました。

それらのスケジュールが各部門でも現実的なのか?とくにグロービスはデジタル以外にも建物やパンフレットなど刷新に時間がかかるものも多いです。

こちら側で4月と思っていても、入稿期限が1月だったり前倒して対応する必要があるものある。

それらの確認と、ブランドプロジェクト側でもデザイン調整が間に合うのか?そして、該当部門の対応は大丈夫なのか?このあたりの確認とコミュニケーションを丁寧に進めました。

ロードマップ作成

ロードマップに落とし込むことで、スケジュールやタスクが関係者で可視化できますよね。

スケジュールって決めるのにちょっと勇気がいる。だから、名言したくないんですよね。PMOの役割としては割に淡々とスケジュールを切り、可視化する。ここは大きいと感じます。

コアメンバーとのすり合わせができればいいので、完璧である必要はありません。そのあとに各タスクの責任者に改めて正規なスケジュールは引いてもらいます。

ここでの目的はあくまですり合わせです。

各タスクの責任者を決める

ロードマップを引いたら、次は各タスクの責任者を決定しました。

適正やなにやら話し合いながら決めていきますが、ここがうまく行けばプロジェクトは概ね順調に進みます。
→この記事書いてる時点で色々ありますが、クリティカルなことは起きてません。
これから4月までもおきませんように・・・。

あとは、コミュニケーションの方法を決めます。

わたしたちはSlackでコミュニケーションをとっているので、それぞれチャンネルを作成。私はすべてのチャンネルに入りつつ、基本的にはPMの方に推進してもらうことにしました。

この時に心がけたのが最初のアクション。プロジェクトって最初の動き出しってゆっくりじゃないですか?

そのため、最初は私が先導してやることが多かったです。プロジェクトって回りだすとどんどん進むんですよね。

最初はわりに元気いっぱい入りつつ「キックオフしましょー」という具合で日程も決めつつ、動き出しをフォローしていきました。

タスクの洗い出し

キックオフでお願いしたのは主に2つです。
まずはタスクの洗い出し。

抽象度高いものから徐々に具体的に固めていきます。とはいえ、ここらへんはもう各責任者にお任せで、進捗やアウトプットのみを確認していきます。

スケジュールをひいてもらう

そしてスケジュールですね。

ここは色々な事情で伸びたりするケースもあるので、調整が必要なところはコミュニケーションとりながら調整していきます。

これに関しては内部だけではなく、他部門や経営層など色々なところから指摘や要望もはいるので、それも含めての調整です。

さいごに

現状ロゴプロジェクトは折返し地点で、
ガイドラインやロゴの詳細を色々決めているところです。

1月からデータ入稿が始まり、4月に向けてこれから佳境にはいっていきます。

4月にみなさんが新しいロゴを見た時に、PMOはあんな動きしてたんだな。とちょっとでも感じていただけたら嬉しいです。

GLOBISで一緒に働く仲間を募集しています!

今回、メンバーの話よりも環境についてお伝えしましたが、大事なのは人だと思っています!
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