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子供が生まれたら旅行の計画を立て始めよう

(本日の写真: Speicherstadt Warehouse District, Hamburg, Germany)

本記事のターゲット読者
【渡航先】全世界
【属性】新米パパママ


世界的にも充実した日本の育児休暇制度

私事ですが昨年春に子供が生まれました。
それから1年弱、恐らく当時勤めていた会社としては初めて男性として育児休暇を頂きました。
日本では育児休暇中に男女とも過去1年間雇用されていれば、政府より育児給付金が支給されます。
つまり社会人になってから極めて珍しくかつ貴重な、お金をもらいながら1年ほどのお休みをもらえる期間です。
欧米ではSabbaticalといって勤続年数が一定以上に達した従業員に対して付与される長期休暇がありますが、必ずしも有給ではありません。
育児休暇も数ヶ月の国も多く、そういう意味では本当に貴重な期間です。
個人的には自分の人生の中で大変有意義な1年になったかと思いますが、それは一つに家族とたくさんの旅行をしたからです。
欧米移住を目指している我が家は、子供が半年を過ぎた頃に欧州4カ国に1ヶ月半ほど仮住まいしました。
また子供が10ヶ月くらいの頃にメキシコに住む両親の元から南米ガラパゴス諸島への旅もしました。
これらの旅行記はまたどこかで共有出来たらと思いますが、間違いなく私達夫婦には人生の素晴らしい思い出となりました。
もちろん子供には記憶がない旅行にはなりますが、それでもたくさんの人や食べ物、土地と出会えたのは良い刺激になったのではないかと思います。
これは私達夫婦が旅行、特に海外が好きでやりたかったからというのが一番大きいのですが、同じように子ども生まれてもいろいろな挑戦や経験をしたい方々には強くおすすめしたいと思います。

子どもの人生初のフライト


子供が幼いうちに旅行に行くことには、いくつかのメリットがあります。

子供が1歳になるまでに旅行に行くメリット

交通費がかからない

幼い子供の場合(たいてい2歳まで)、多くの交通手段では航空券や新幹線の切符などの交通費がかからない場合が多いです。
特に乳幼児は座席を確保する必要がないため、大人の追加料金も不要か、または大人料金の一部で事足りることが多いです。

親の移動が楽

我が家は原則子供をベビーカーに乗せて移動しますが、もちろん場合や土地によってはそれが難しい場合があります。(例えばヨーロッパの都市では地下鉄駅にエレベーターが無かったりします。また道路が舗装されていないところや石畳のところではベビーカーでの移動は苦難です笑。)
1歳くらいまでは赤ちゃんは体重が10キロ以下と軽く、抱っこ紐を使って移動する場合でも親の負担が比較的少ないです。
長時間の移動でも楽に赤ちゃんを連れていけます。

リスボンの石畳の坂をベビーカーで行くのは中々の苦行

子どものケアが楽

幼い赤ちゃんは基本的に母乳での栄養がメインですし、お昼寝が多いです。そのため食事や活動時間を気にせず、比較的自由なスケジュールで旅行ができます。
また子ども自身も退屈という概念が無いので、子供に合わせて行き先を決めたり、遊び道具を用意したりする必要もありません。

いつから旅行に行くのがおすすめ?

海外に旅行行くときも、当然親の最優先事項は子どもの安全です。
また子供が生まれてすぐは親も余裕がないかと思います。
従って旅行に行けるようになる時期は、赤ちゃんが以下の条件を満たす、5,6ヶ月~1歳くらいまでがおすすめです。

首が座る

赤ちゃんの首が自力でしっかりと支えられるようになったら、車のシートや抱っこ紐での移動が安全になります。
また親としても頭に手を添え続けるということがないため両手が空き、自身の安全や利便性も向上します。

一定程度安定して寝れるようになる

旅行は当然親の負担も平常時より大きくなります。
従って親も夜しっかり寝て休息を取ることが重要です。
その観点から赤ちゃんが夜長時間眠ってくれるようになってから旅行をするのがおすすめです。
なお我が家では睡眠に関する育児方針は欧米と同じで、生まれたときから子供が一人で寝れるようにトレーニングしてきました。
このおかげで夜異国でも大きな問題無く寝てくれたと思っています。


1歳前後で離乳食が始まると食事の準備が必要になり、歩行が始まると赤ちゃんの動きも活発になります。
そうなると旅行の負担や準備は飛躍的に大きくなります。
そのため、半年から1歳くらいまでに旅行すると、よりストレスなく楽しむことができるでしょう。

赤ちゃんとの旅行は親子や夫婦、家族の絆を深める貴重な体験にもなります。
ぜひ赤ちゃんとの旅行を楽しんでください。

次回からは具体的にどのように計画を立てて行けば良いのか、どのような準備をすればいいのか自分達の体験を踏まえてお話したいと思います。

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