【イベントレポート】 大人気教育アプリ3社のモバイルアプリ開発秘話
皆さまこんにちは!
株式会社Globeeの広報担当あくつ(@akutsu22_globee)です。
今回のnoteでは、4月20日(水)に実施されました「大人気教育アプリ3社のモバイルアプリ開発秘話」についてのイベントレポートを執筆していきたいと思います。
ご参加頂けた方もご参加が難しかった方も、お時間が許すようであればこの機会に是非レポートをご一読いただけますと幸いです。
そもそも「abceed Tech Night」とは?
「abceed Tech Night」はテック業界の第一線で活躍される企業様をお招きし、開発秘話や実践事例を交えながらイベントをお送りするコミュニティとなります。
今回、記念すべき第1回目のイベントでは、
- AI英語教材「abceed」を運営する株式会社Globee
- 英語アプリ「mikan」を運営する株式会社mikan
- オンライン学習サービス「スタディサプリ」を運営する株式会社リクルート
の3社でイベントを実施させていただきました。
イベントのテーマは、
「大人気教育アプリ3社のモバイルアプリ開発秘話」です!
登壇者のご紹介
イベント開催中の雰囲気について
今回のイベントでは合計55名の方からお申し込みをいただくことができました!着座率も良く、参加していただいた皆様には本当に感謝です。また、Zoomのチャット欄やTwitterで「 #abceedTechNight 」を付けた投稿など、参加頂きました皆様にかなり盛り上げて頂き、オンラインではありますが活気あるイベントとなりました。
LT 1 : 屋代 昌也(@yashims85) / 株式会社Globee Androidエンジニア
まずLTのトップバッターは弊社 Androidエンジニアの屋代が担当しました!
発表テーマ:
拡大期を迎えたプロダクトに起きたこと。そして私達はこう選択した。 - Android編 -
今回のイベントでは大きく分けて下記の内容について発表いただきました。
📝 今回の発表内容のまとめ
Globeeで何を開発しているのか?
→ AI英語教材 abceed のAndroid開発を担当設計内容を変えなくてはいけなくなった話
→ 開発した人がずっとコードを追っているので、未知のコードが存在しなかった
→ 可読性、メンテのしやすさよりも、最短でリリースし収益化すること優先された為、設計の内容を変更再設計をするときの注意点について
→ 設計を変えるという事が今までの否定になってはいけない
→ あくまで既存コードが悪いわけではなく、プロダクトに必要とされる価値や優先順位が変化した為実際に設計を変えた一例の紹介
→ ソフトウェアアーキテクチャの一つであるFluxアーキテクチャの採用まとめ
→ プロジェクトや組織のフェーズによって、コードに求められる優先価値は変わってくる
→ Fluxの単方向Pub/Subは多人数開発ではとても相性が良いので、同じような境遇の方はネタの一つに加えてみるのもおすすめ!
LT 2 : 長坂 悟志(@satoshin21) / 株式会社mikan iOSエンジニア
続いて株式会社mikan iOSエンジニアの長坂さんに発表いただきました。
発表テーマはこちら:
少数精鋭で戦うための技術的改善について
今回のイベントでは大きく分けて下記の内容について発表いただきました。
📝 今回の発表内容のまとめ
・mikanの会社説明 / 実績
→ 英語アプリ mikan を展開
→ 600万DLを突破し国内最大級の英語アプリに成長
→ iOSチームはフルタイム2名、業務委託2名の計4名体制
・当時の課題
→ 多くのデッドコードや多くのWarning
→ あらゆる所から参照される巨大モジュール
→ 中には、2014年代のコードも存在し、伸び代の多い環境であった
・少数で戦うための技術改善
1.コードのお掃除について
→ Deployment TargetをiOS 12に更新
→ デッドコードの削除
2.Swift PM
→ Swift Package Managerによるモジュール管理で手軽に
→ かつ、コスト削減を実施
3.Preview App
→ SwiftUI Preview / Preview APPの導入を活用し、実装⇆レイアウト確認のサイクルを高速に回す
4.ログコード生成について
→ Notion + Stencil + Swiftでログ自動生成し、実装漏れや不要なログを検知、現在は試験運用中だがメンテ・開発コストは大きく下がっていると感じる
5. mikan安心キットについて
→ mikanの福利厚生で最新スペックのPCを導入(M1 Max)
・まとめ
→ 今後もGraphQL導入、SwiftUI、KMMなど技術的改善・チャレンジを行っていきたい
LT 3 : チャイ(@chuymaster) / 株式会社リクルート iOSエンジニア & 石田 智宏 / 株式会社リクルート Androidエンジニア
最後に株式会社リクルート iOSエンジニアのチャイさんと、 Androidエンジニアの石田さんに発表いただきました。15分のLT枠を半分に割って発表を頂きました。
発表テーマはこちら:
デザインシステム x マルチプラットフォームアプリ開発
今回のイベントでは大きく分けて下記の内容について発表いただきました。
📝 今回の発表内容のまとめ
スタディサプリについて
→ リクルートグループの位置付けでサービス開発を展開
→ 小学・中学講座、大学講座、Englishまで様々なラインナップを展開
→ サービス開始から7年で有料会員数は216万人を突破
・デザインシステム導入の背景
→ アプリ全体のデザインを統一したかった
→ 再利用可能コンポーネントを作って、コミュニケーションコスト・実装コストを減らしたかった
→ 結果として、Atomic Designを改修した設計を採用
iOSの実装紹介
→ Swift UIとデザインシステムは相性が良い
→ enumでTokensを定義し、ViewのExtensionに関数を追加することで、馴染みやすい実装に
→ Previewsでカタログ化やSnapshotTestingとPreviewsでテストを自動化Androidの実装紹介
→ JetpackCompose(宣言的 UI)
→ デザインシステム:デザインコンポーネントの関連付け
→ コンポーネントの実装と宣言的UIは相性が良いまとめ
→ Swift UI &Jetpack Composeとデザインシステムは相性が良い!デザインシステムを取り入れてよかった!
以上が今回のイベントの大きな流れと内容となりました。
最後に皆様からいただいた質問に回答して、和やかな雰囲気のままイベントは終了しました👏
今後も #abceed Tech Nightどんどん盛り上げていきたいと思います。
是非、皆様ご参加お待ちしております。
♦︎ カジュアル面談
現在株式会社Globeeでは「エンジニア職種」を中心に採用活動を積極的に行なっております。
弊社が「教育」にかける思いや「ものづくり」の考え方について、弊社代表の幾嶋より、
お話が出来ればと思いますので、皆様お気軽にご応募下さい。
♦︎ 採用情報
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?