見出し画像

食品輸出の中級知識①:食品貿易取引の見積価格(FOB価格とC&F価格)を作る方法

~食品貿易取引のビジネスフローと輸出コストを下げる方法を理解する~ 

今回は、自社で直接海外い輸出する際に必要な知識について、3つのことを説明します。『(A)直接海外に輸出する貿易取引のビジネスフローを知る』と『(B)貿易取引の見積もり価格の作り方を知る』と『(C)食品輸出経費(輸出諸掛)を下げる方法を知る』です。

特に、輸出諸掛を落とすのにこのnoteをご利用いただければ、簡単に元はとれます!

※(A)直接海外に輸出する貿易取引のビジネスフロー

直接海外に自社で輸出するというステップは、単なる国内で輸出商社に営業するよりも難易度が上がります。食品の国内の展示会に出展している食品メーカーでも“国内渡し限定”と表示している企業が多いくらいです。

多くの食品メーカーが自分がシッパーとなり海外に直接売る方法をご存知ないのです。しかしこれは非常にもったいないことです。食品輸出商社を経由して輸出するのは即効性がありますが海外の店頭価格が3割上がるという試算もあります。直接日本の食品メーカーから購入したい海外の企業が増えています。チャンスはあるのに取り組まないのはもったいないです。

輸出商社経由の間接貿易である国内取引営業と、自社で直接海外のディストリビューターに直接貿易取引で売る、という2つの営業方法は車で言えば『両輪』です。両方取り組んでいかないと簡単に年間1億円以上を輸出することはできません。

なぜ多くの食品メーカーが自社輸出に取り組まないのか、それには理由があります。自社で輸出する方法を詳しく教えてくれるところがないからです。そのため自社輸出をやってことがない食品メーカーが多いのです。どうすれば自社で輸出できるのかまずは、自社輸出する際の食品貿易取引のビジネスフローを理解する必要があります。自社で食品を輸出する際のビジネスフローは12段階あります。

ここから先は

4,973字 / 2画像

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?