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「母」という職業はどんな仕事よりも面白い!

Empty Nesterという言葉を知っているだろうか。



英語では子ども達が全員、大学や就職、結婚などで家を出た後の親をEmpty Nestersと呼ぶ。


Empty Nesterとは、子どもたちが巣立った後、空っぽになった(鳥の)巣を持つ者という意味である。


とても面白い表現だなぁ、と思って気に入っている。




私は22年間子育てをして、今年、割と若い段階でEmpty Nesterの仲間入りをした。



海外の友人はこう褒めてくれる…


You are a wonderful mama and have given your babies all they need to fly.

(あなたは子ども達が飛び立つために必要なすべての力を与えた素敵なママよ)



You are a great Mom and worked hard for them to gain their independence. Well done!

(よく頑張ったわね! あなたは彼らが独立を掴み取るために一所懸命やった素敵なママよ)





親の務めとは「子どもを巣立たせるための知恵や力を与えること」なのかと改めて認識しながら、私にそれが出来ただろうかと、不安になりながら、心配しながら、少し嬉しいような、寂しいような気持ちになる。




さて、では、一体彼らが巣立つために必要な知恵と力とはなんだろう?



いい大学に行かせること?


いい就職をさせること?


いい結婚をさせること?



…それとも財産を残してあげること?



どれも私にはピンと来ない。



企業で10年以上登壇し、およそ450人以上の生徒たちを育て、海外の友人や仕事仲間を通して世界を知れば知るほど「自分で考えて生きていく」ことの大切さを感じる。




結局親の務めとは、


「『自分ならできる!』と、自信を持って、胸を張って、飛び立てるように育てること」



そして、そのために、いい人に出会い、いい友達に恵まれ、好きなことを大いに学び、自分の力で考え、前進し続けられる力を身につけさせてあげること。


つまり、それは、そんな学びや経験ができる環境を整え続けてあげることなのだろう。




育児にはお金がかかるように思えるが、シンプルに子どもたちが巣立つための自信や力はお金じゃ買えない。



その力はおそらく親にしか与えられないものだろう…と感じながら、またさらにいろいろと考える…。




巣立ってからも、また新たに、そして引き続き、母の務めは続いていく。




そんな「母」という職業はどんな仕事よりも面白い!

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