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ABEMA Primeプロデューサーに聞く、スタートアップとテレビがいい意味で癒着するには?【PRコミュニティレポート/講師:ABEMA Primeプロデューサー郭さん】

こんにちは!ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレイン(GB)で投資先のPR支援をしている松井です。

GBでは投資先企業の支援の一環として、PR担当の皆さんと気軽に相談し合える「GB PRコミュニティ」を運営しています。このコミュニティでは、各社の最新の取り組みやメディアとのリレーションなどを共有しあっています。

今回は『ABEMA Prime』でプロデューサーを務める郭晃彰さんをお呼びし、「スタートアップとテレビがいい意味で癒着するには?」と題し、テレビとの付き合い方について郭さんならではの視点で講義していただきました。

郭晃彰さん
2010年にテレビ朝日に入社し、情報番組ディレクターや社会部記者を経験した後の2016年に「ABEMA」開局に参加、夜帯のニュース番組『ABEMA Prime』のプロデューサーを務めている。

スタートアップにはテレビには出ないほうがいい!?

最初に郭さんから飛び出したのは、意外にもこんなメッセージでした。

テレビには出ない方がいい。
私はあなたを消費する。
あなたが伝えたいことと私が伝えたいことは違う。

テレビに出ることは事業に与える影響が大きい一方で、自分たちが理想とするメッセージが伝わりにくいことも多いと語る郭さん。準備も含めて大変な時間がかかる一方で、短い放送時間で自社の伝えたいメッセージを伝えきる難しさについて強調します。

しかし、テレビ出演による事業へのインパクトは大きいことも事実です。郭さんは、「それでもテレビに出たいですか?」と問いかけ、参加者の熱い想いに応える形で、テレビ業界の実態や上手なつきあい方のポイントについて解説してくださいました。

テレビ業界の実態と上手なつきあい方

テレビの制作者は常にネタを求めており、情報収集は主に他の番組やメディアから行っているといいます。ネットでの話題性も重要ではあるものの、情報の正確性の観点からマスメディアに掲載されているかどうかもポイントになるとのこと。その上で制作者のタイプ別に、具体的なコミュニケーション方法を解説していただきました。

タイプA:初めてが好き。尖った企画をやりたい
・プレスリリースではなく、ラブレターのようにパーソナライズしたメールを送ることが重要。
・コミュニケーション手段は相手にとって最適なものを。無視されても挑戦し続ける。
・一度断られてからが勝負、どう改善したら取材に至るのかを探る

タイプB:忙しくて時間がない。とにかく情報がほしいし効率よく仕事したい
・完成された記事や動画コンテンツを提供する。
・記事の構成も考慮し、必要に応じて記事を代筆する。

当日参加したGB投資先のPR担当からは、取り扱うテーマの決め方やメディアの見極め方などたくさんの質問が上がり、1つ1つに丁寧に答えてくださいました。

直接アピールできる場としてのピッチも実施

勉強会後半では、参加企業が郭さんに直接プレゼンする、3分のピッチ大会を実施。郭さんは各企業に対して独自の見解も交えながら、丁寧にアドバイスをしてくださり、参加した私たちにとっても非常に勉強になりました。

GBPRコミュニティでは、今後もPRについて勉強会など企画予定です。GBの投資先企業限定となりますが、参加ご希望の方はこちらまでご連絡ください🙋‍♀️