見出し画像

大航海時代がもたらした悲劇...

皆さん大航海時代と聞くとどのようなイメージがあるだろうか。
真っ先に名前を思いつく人物はコロンブスだと思う。
アメリカ大陸を発見した有名人物である。
「コロンブスがアメリカ大陸を発見した。」この事実は誰もが知っていることである。
しかしこの後どうなったかを聞かれれば答えられる人は少なくなる。
アメリカ大陸を発見したあとそのアメリカ大陸にどのような変化が訪れたのか。
そこから大航海時代と呼ばれ多くの人が船を出しアジア、アフリカがどのように変わっていったのか。
少し詳しく見ていきたいと思う。

大航海時代と呼ばれた時代は15世紀から17世紀にかけて
ヨーロッパ各国がアジア、アメリカ、アフリカ大陸へと大規模な航海を行った時代のことである。
その一つとして日本にも種子島に鉄砲が伝来してきたという背景もある。
先陣を切ったのはいろいろといるが有名どころとしては、上述したコロンブスがあげられる。
1492年アメリカ大陸を発見した。
そこまでも偉大な航海を達成した人物である。ということができる。
しかしコロンブスはその時
「・・・彼らはいい身体つきをしており、見栄えもよく均整がとれている。彼らは素晴らしい奴隷になるだろう。50人の男達とともに、私は彼らすべてを征服し、思うままに何でもさせることができた」
こんな言葉を発言しているのである。
そして事実彼らはインディアンを奴隷として扱い、反逆するものには死を与えていきました。
推定約1000万人いたインディアンは実に95%が死に絶えたと言われている。
アステカ帝国や世界遺産が有名なマチュピチュがあったインカ帝国
これからの国もこの大航海時代に滅亡しているのである。

少し信じられない内容かもしれないがこれが真実なのである。
当時の教皇であるアレクサンデル6世によって
1494年トルデシリャス条約と言われるものがスペインとポルトガルの間で結ばれたのだが
この内容は
スペインとポルトガルによって世界を二分化して分け合うというようなものである。
そこからというのもヨーロッパの版図の拡大というのは
際限のないものとなっていった。
俗に言う植民地と言われるものが
一気に増えていくこととなったのだが
その口火を切ったのが大航海時代の実体なのである。
そこからというのもその拡大は歯止めがきくことはなくなった。
しかし国土というものは有限であるためどこかで飽和状態になるのは必然の結果であった。
そしたらどうなるのか?
今度はヨーロッパ同士での戦いとなってしまったのである。
それが世界を巻き込んだ第一次世界大戦、第二次世界大戦と呼ばれるものである。
詳細はまた別の記事に書こうと思う。

このように大航海時代と呼ばれた時代は新大陸の発見というなの、
原住民と呼ばれる人たちを奴隷とし、
その国を自らの国のために使う植民地を作り上げたのであった。
これが大航海時代が世界にもたらした悲劇であると言える。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?