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口元を隠しても ”目は真実を語る”

世界のロイヤルファミリーもマスク着用で公務を行なっている。

筆者の住むNYでもマスク着用率は非常に高い。驚くべき変化だ。

本来ベラベラと良くしゃべるアメリカ人だが、マスクで口を隠すことで、確実に以前よりも公共の場における口数は少なくなっていると思う。

これは面白い変化ではないだろうか。

従来、声の大きな人にアドバンテージがあるかのような流れがあったが、マスクで隠されていない眼差しで語れる人に光が当たっている気がする。「目は口ほどに物を言う」「目は心の窓」などなどと言うではないか。そして、目元は現在を、口元は過去を表すとも言うのをご存知だろうか。

そう、実は、目の方が口から出てくるどのような言葉よりも多弁であり、その人物の現在と真実を語っている。目はその人の生きる姿勢をも示すだろう。

口は嘘をつく、口は禍の元にもなる。しかし、目は真実を語るのだ。

他者との接触もまだまだ制限されているかのような環境で、口元をマスクで覆い、言葉を封じられたかのような時間を過ごすことで、どれだけ言葉に振り回されていたかを実感するとともに、周囲そして自らを俯瞰して見ること、真実を見ることができるようになったように思える。

しっかり目を見開き様々な状況を見つめ、それを目で語れる、曇りのない目でいられるよう心せねば。

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