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2021年「CES」はオンライン開催: 「リモートで伝えるエグゼクティブ・プレゼンス」を高めよ!

2021年のCESがオンライン開催と発表された。
そうなるだろうだろうとは思っていたが、やはり。

アメリカ国内の新型コロナ感染拡大、本日(7月末日)現在、海外からの米国入国制限もまだまだ続いている。1月初旬の開催まで残すところ5ヶ月、大型イベントであるからこそ、展示参加企業対応も含め、しっかりとした方向性の発表はこれ以上遅くするわけには行かなかっただろう。

家電というより、最新テクノロジーなどの見本市となってきたCESだが、やはり物理的な会場で体験をしてもらうことが何より大事な商品などは、オンライン開催でどこまでそれを伝達できるか、オンライン開催では不可能な部分があったとしても、それを補って余りある新しいメリットをどのように展示参加企業に提供できるか鍵だろうと思う。

反対に、広いブースを持っていながら、よく考えればそれは雰囲気だけのこと、オンラインでの体験提供も可能か?!という企業には、まさに新しい展開が待っているかも知れない。

わざわざラスベガスまで行かずとも展示参加できるようになるということは、今までそこがネックで参加できずにいた企業も出展しやすくなる。

基調講演だけでなく、ブースで行う企業のプレゼンもオンラインで視聴でき、すぐにアーカイブでも確認できるとしたら、同じ時間にどこどこの企業のプレゼンと重なってしまい、きてくれるはずだった記者の方が来られなくなくなったなどという、心理的ストレスや、変な競争もなくなるのではないだろうか。見て・聞いて、良いと思った企業の記事を書いてくれるようになると思う。それは同時に、大企業も小さい企業も、皆んなが同じ板の上にのることに近づいてきているとも言えるのではないだろうか。

また、ラスベガスに行かなくとも、講演・プレゼンを見られるのであれば、従来よりも多くの世界中の優秀なジャーナリストが記事を書いてくれる可能性は大いに高まる。そうなると、必須なのは、今いる場所で如何にグローバル対応の発信力を駆使するか?そして、リモートそしてオンラインで如何に魅力的なプレゼンテーションをするかだ。また、トップが登場してのプレゼンであれば、その影響力やメッセージを如何に高める演出ができるか?

その手始めとして、 オンライン、そしてリモートということに慣れること。それには、古き悪しき習慣を新しい時代の新しい方式に持ち込まないこと。

後日この記事に触れるが、時代からも世界からも取り残される原因の一つは、こう言う体質やこびりついた意識、不要な忖度だろう。

そして、その新しい方式のデメリットに文句を言うのではなく、メリットとなることを見い出すこと。それができた企業には、必ずや大いなる成果が上がるといえるだろう。

今年のCESで、筆者は弊社クライアント企業社長のプレゼンサポートを実施。事前のコンサルティングやトレーニング、諸々の準備から始まり、当日現場会場への立ち会いまで行った。そして、今回のオンライン開催の発表を受け、来年1月に向けては物理的な会場で行うのと違う、オンラインでのプレゼンで重要なことのレクチャーから始まり、リモートで伝えるエグゼクティブのプレゼンス力の強化をすることになるだろう。

2021年は完全オンライン開催、そして2022年は物理的な会場とオンライン両方での開催になるとのこと。ということは、物理的な会場だけで開催される最後となった今年2020年のCESに行ってこられたのは記念すべきことなのかも知れない。

いつかそうなったかも知れない事柄が、新型コロナウイルスによって、加速した。時代は現在進行形で、刻々と変わっている。

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