セカンド・酒・バージンと夢のハワイ挙式
8月28日(水)
午前中は出勤して、繁忙期に備えて下準備を始める。午後は出張、外部の講演会へ。現在私のいる業界で現場を大混乱させているシステムを推進した第一人者であるらしいどこかのえらいおじさんが、現状の課題を把握せずに自分がそのシステムに込めた思いをひたすら熱く語るのを聞いていた。事件は現場で起きてるんだよおまえが現場に来てこのクソシステム使いこなしてみろ、という気持ちになった。そして寝た。「書き手の熱意がそのまま読み手に伝わることはない」と元夫が言っていたけれど、話す/聞くも同じだ。自分の熱を伝えたかったら押しつけがましく熱く語るより、受け手の目線に立って一緒に問いを共有する方法を模索した方がいい。これは完全に自戒である。
えらいおじさんの暑苦しいだけで何の役にも立たない話は所定の時間を20分オーバーして終わった。持ち時間を守れないならどんなにいい話でも聞く必要ないと思っているけれど、実際時間をオーバーしてだらだら語られる話で聞いてよかった話とか一つもない。はいはいこれも完全に自戒である。
研修を終えて、大森駅で大学時代の友人と待ち合わせる。一歳の子がいる友人は産前産後まったく酒を飲んでいなかったので今日二年ぶりに酒を飲むという。おしゃれカフェでセカンド・酒・バージン喪失に立ち会って私まで感動。
おしゃれハンバーグプレート↑
友人は同業者なのでお互いの会社についていろいろ話すも、今日の研修についてはクソ過ぎたので一言も話題に出さなかった。彼女と私は大学四年のときにある演習授業で一緒にグループ発表をして、そのとき同じグループだったメンバー5人で発表準備を通じて結構仲よくなったのだが、その思い出話になった。性別も学年も違う5人が集まってわいわいやって、発表後も飲みに行ったりして、思えばあれが一番健全な大学時代の思い出かもしれない、と言い合う。友人が、その中にいた男の子の名前も覚えてなかったのに「あの子童貞だったよねえ」としきりに言っていて笑ってしまった。
友人達の近況トークから私の再婚の話になる(予定はまったくない)。前の結婚のとき友人達にあんなどしゃぶりの中結婚パーティーに来てもらったのに二度目も招待するのは申し訳なさすぎるので、次がもしあっても家族だけでハワイで挙式するつもりだ、と言うと、「娘連れてハワイ行くよ!!」と言ってくれた。そういやあげは嬢も家族以外誰もいなくてもハワイ来てくれるって言ってたな。みんな大好きだな!!!ハワイが!!!
わざわざハワイに飛んでもハワイに大雨降らせる気しかしないけれどどうしたらいいかな。いやそんなことよりもっといろいろ考えることがある気がする。
ひとまずポメラが発見されて日記がすらすら書けるようになったので幸福だ。フリック入力で文章を書くのはやっぱり無理。ベトナム旅行記〜昨日の日記まではスマホで書いていたのだが、やはりキーボードで打つのと文体が違うだろうか。自分ではよくわからない。
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