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ベトナム旅行記①逆・天気の子

8月20日(火)
ベトナム旅行1日目 成田→ハノイ

成田空港第一ターミナルで母と合流、出国手続きを済ませて搭乗ゲートへ。さよならジャパン!

フライトは6時間程度。仕事関係の本を読み、機内食を食べ、ちょっと昼寝したらあっという間にベトナム北部のハノイに到着した。

旅行会社のパックツアーなので、ゲートを出ると現地の日本語ガイドさんが迎えてくれる。
外は気温が32度。ハノイは38度を超える日もあるそうだからこれならまだ猛暑ではないとのこと。ハノイは年中暑いわけではなく冬場は10度を切るらしい。そして、学校に暖房がなく親がバイクで送迎している家が多いため、気温が下がって風が冷たくなると学校が休みになるらしい。うらやましいな。
湿気がすごくて「これから雨が降るかも」と言われたけれど、このときはそれほど深刻に捉えてはいなかった。

40分ほど車で走ってハノイ市内に到着。この頃から雨がぱらつき始め、次第に雨脚が強まっていった。車内からホーチミン廟や迎賓館を見学し写真を撮るように言われたけれど雨すぎてこんなかんじ!

モザイク処理か!

続くタンロン城跡は下車して入場観光することになっていたけれど、到着する頃には雷鳴が轟き台風ばりの豪雨がフロントガラスに滝を作っていた。同じツアーのもう一組の夫婦の夫の方は車内で待つと言う。
ガイドさんもこんなに降ることは滅多にないと言っていたし、車を降りたら10センチ近く冠水していてスニーカーがびしょ濡れになったけれど、逆に面白くなってずっと笑っていた。私は超絶雨女で自分の結婚式にも何年に一度の台風を引き起こした人間なので、やっぱりねー! という気にしかならなかった。式に来てくれた人たち、その節はほんとごめんね!結婚式に雨降っても、地固まらなかったしね!
これからも逆・天気の子として生きていきたい。

城跡には各時代の焼き物の器や置物なんかが展示されていて面白かった。

スライムかと思ったら菩提樹の葉を模しているらしい。
適当な折り畳み傘しか持っていなかった私に雨ガッパを貸してくれたガイドさんに感謝。旅行に行くときはサングラスかけてはしゃぐ前に雨具をちゃんと用意しようね!

その後、文廟に着くと雨が上がっていて、完全に日頃の行いの良さのおかげだった。

文廟は孔子を祀っていて、受験生の合格祈願スポットになっているそう。どこの国も同じだ。

本廟の屋根の上には龍の姿が。「鯉が龍になる」と言って、龍は科挙の合格者を表すそう。「登龍門」の語源ですね。

雨上がりだからかバカでかいカタツムリ発見。タバコの箱くらいの大きさある。

フランスや中国などの異国の影響が色濃い建築物や文化を見ていても、ガイドさんが世界遺産の外壁を撫でながら「銃弾の跡が残っているんです」と説明するのを聞いていても、外国からの侵略と戦い続けたこの国の長い苦難の歴史をひしひしと感じた。
ベトナム戦争終戦の年に生まれたというガイドさんは国の歴史について淡々と話してくれたけれど、日本人観光客に対してそれを淡々と話さざるを得ないという事実まで含めて忘れないようにしようと思った。

パックツアーの行程に組み込まれがちな日本人観光客向けの土産物屋に連れていかれて、言われるがままお土産を購入。
チョコレートでコーティングされたれんこんのお菓子とか、買わざるを得ないでしょ!(ぐりこ的野菜総選挙はれんこんが不動のセンター)これはばらまかずに私が食べます!

そしてめっかわなサンダルを発見し、びしょ濡れのスニーカーを脱ぎたい一心で購入。

こんなに可愛いのに3000円ちょいくらいです。ヒールもほどよいしはき心地もいいし豪雨に見舞われても大丈夫だし、これは今日のベストお買い物でした。

高速道路から見たハロン湾の港の夜景が美しかったけれど、写真だと全然伝わらない。写真に残せないものを覚えておきたい。

夜ご飯は生春巻きと海鮮鍋を食べた。こちらの食事は野菜と海鮮がメインなので幸せだ!あと麺!

長い1日だったので早めに就寝。移動中に日記を書いていてよかった。

#日記 #エッセイ #旅行記 #ベトナム #ハノイ

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