投票後の外食、心にスクショ

7月5日（日）

休みは嬉しいけれど週休1日はきつい。普段は日月休みなのに明日は出勤なのだと思うと憂鬱で仕方ない。
数年前、二十何連勤とか当たり前のようにこなしていた頃、本当にどうやって生きていたんだろうと思う。

いつもより30分だけ遅く起きる。数日ぶりにペーパードリップでコーヒーを淹れたら、豆を挽くときのいい香りに癒された。毎日淹れていたときには鼻が慣れてしまっていた。
日記を書き、洗濯と水回りの掃除をして、雨が降る前に出かける。仕事着にならないサロペットとTシャツを着て、魔女の箒のようなレースのイヤリングをつける。

やることが色々あって忙しいしダイエット中だけれど、選挙の日は投票行って外食するんだと刷り込まれたにわかハロオタなので、今日は何が何でも外食しなければならない。
近所の小学校で無事に投票を終え、まいばすけっとで食糧を調達し、本屋に寄ってから喫茶店へ。照り焼きサンドのランチセットを頼む。

食べ終えて、ブレンドコーヒーを飲みながら詩作用の星柄のノートを広げた。私の正面の席に座っていた親子連れを見ながらイメージを膨らませて言葉を書き留めていく。先週丸山珈琲でも同じ作業をしたけれど、やはり喫茶店が一番、この作業に集中できる場所だと思う。
書いていてなにか物足りなく感じられる部分に、今までノートに書きとめたけれども詩になりきらなかった言葉やイメージを借りてきたらうまくはまるかも、うまくはまらないけど異化効果が生まれて面白いかも、などとわくわくする。パズルのピースはきっとあちこちに散らばっている。パズルの完成見本のような全体像が描けないことにとまどっていたけれど、きっと正解は用意されてはいなくて、どのピースを拾い上げてどこに置いてもいい。〆切が近いけれど、ぎりぎりまで試行錯誤していい詩を完成させたい。

帰って、アンジュルムのインターネットサイン会をリアルタイムで見る。推しの船木結さんは年の近い笠原桃奈さんとペアで、終始楽しそうだった。笠原さんも大好きなメンバーなので（好きじゃないメンバーとか一人もいないけど）、2人が笑顔で息の合った掛け合いをしているのを見て私も笑顔になる。初披露の衣装も似合っていて2人ともすごく素敵だった。

私はこのサイン会に応募して当選していたので、その場で私の応援メッセージが読み上げられて、その場で船木さんがコメントしてくれて、その場で私の名前入りのサインをしてくれた。
推しに認知されたいとか私のために何かしてほしいという気持ちは全くといっていいほどなかったし、今回のサイン会もまさか当選すると思っていなかった。けれど、あれこれ考えて選び抜いた自分の言葉が届いて、それに船木さんが言葉を返してくれたことがこの上なく幸せだった。最後にサインした色紙を画面に向けてポーズを決めてくれたけれど、絶対ここにスクショなんか貼らない。私の心にだけずっととどめておく。

夜のzoom飲みに備えて炊飯器で蒸し鶏を作り、一木けい『全部ゆるせたらいいのに』を一気に読む。許せたらでも赦せたらでもなく、ゆるせたら。

脇腹と内腿メインで筋トレをして風呂に入り、梶本時代さんとzoom飲み。接続が切れて途中でLINEに移行するのは毎回恒例。
エッセイで自分を表現することや、それに付随するあれこれについて語り合える友人はとても貴重だ。そしていつも3時間近く語り合って、なぜかラストは便通の話になって終わる（私が持ちかけている）。はやく気兼ねなく会えるようになったらいい。
自分で作った蒸し鶏はやわらかくて、にんにくと生姜の味がよくしみて美味しかった。
都知事選は残念な結果。でも行動しても無駄だなんて思ってやらない。小さくても自分にできることを粛々とやる。
日付が変わる前に寝る。

#日記 #エッセイ #詩 #宅飲み #選挙