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Y子の話。

GLAYファンになった中学時代、

GLAYを通じて友達になった女の子がいました。


彼女の名前はY子。

ショートカットで、よく笑う、明るい子でした。

あと、覚えているのは字がキレイだったな(笑)


Y子とは同じクラスではなかったものの、

友人間でGLAYの話になると、

「詳しいのはやっぱりY子だよね」となり、

私も自然と仲良くなりました。


なぜ彼女が

誰からも太鼓判を押されるくらいGLAYに詳しかったのかというと…


お母さんがGLAYファンだったから。



当時私達は中学生。

もちろんアルバイトをできる年齢ではなく、

親からもらうお小遣いで、好きなCDを買ったり、雑誌を買ったり…


たまに出るライブビデオなんかは、お小遣いを数ヶ月ためて買っていたような年頃。


なので、

親がファンだと強いw



Y子の母は、

CDや雑誌はもちろん、歌番組やライブなんかももちろん網羅していて、

よく切り抜きや、CDの特典をもらったり、

ライブビデオなんかも貸してもらいました。


ちなみにこれはGLAYに限らず、

こちらも当時から大人気だったラルクや、

私が好きだったLa'cryma Christiのものも借していただけて、

中学の時、地元にツアーで回ってきたラクリマのライブに初めてY子と行ったのも良い思い出です。


あの頃は携帯電話なんかもなく、

学校以外では、自宅の電話で連絡を取り合うくらいしか出来なかったんですが、

私がY子との間で、日々楽しみにしていたのが

文通でした。


文通と言っても、切手を貼って送るわけではなく

お手紙交換ってやつですね。


クラスが違うY子と、

「昨日のHEY!×3でJIROちゃんがさぁー」(Y子はJIROさんファンでした)とか

「B-PASSのあの写真最高じゃね?!」

とかをルーズリーフ1枚くらいに書いたものを交換するのです。


貸してもらったビデオにも必ず手紙がついていて、

「この曲のこの場面がやばいよ」とか「アンコールのMCはめっちゃ面白いから!!」とか、

一刻も早く帰ってビデオが見たくなるじゃないか!!!

っていう内容のY子の手紙は、

まさに最高のスパイスだったと思います。


中学時代は、ホントにお世話になった。


今思えば、1番最初にできたGLAYER友達だったのかな。


Y子と友達になったことで、

同じアーティストを好きな気持ちを共有する

という楽しさを知ったような気がするんです。


振り返ると、

Y子はいつも「共感」してくれていました。

「この人が好き」「この曲が好き」

どんな気持ちも、

「うん!そうだね!良いよね!」

って。


思春期のあの頃、

みんな趣味も好みも違うのに、たくさんのことを認めあって、

GLAYをもっともっと好きになっていったのは、

彼女のおかげもあるかなと思います。




あれから20年以上。

違う高校に進学したので、Y子とは全然会わなくなりましたが、

数年前、SNSで友達になって、

久しぶりにコミュニケーションを取ることができました。


私の、東京で開催されたGLAYのライブに行ってきた投稿に、

「うちの母がライブビューイング行ってきたって言ってた!」

ってw


…お母様がまだまだGLAYER現役なご様子で、めちゃくちゃ嬉しかった!



【本日の1曲】

「口唇」

97.5.14 リリース GLAY11枚目のシングル。

田舎育ちのため、

当時Mステやうたばんは入らない地域に住んでいたのですが、

「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」だけは毎回楽しみにしていました。

「口唇」は番組エンディングテーマだったんですよね。

Y子ともHEY!×3の放送翌日はいろんな話をしたなぁ。。

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