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回転寿司、180度、倍速視聴【日記:2023/1/30】

回転寿司で子供が迷惑行為をした、みたいな話がTwitterのトレンドに上がっていた。
飲食店でのテロみたいなものは近年多いが、構造的に回転寿司は他の客や店員から様子が見えにくい作りが多いので、より頻発するのでしょうか。
最近では、回ってる寿司は取らずに全部注文する、という人も多いと聞くし、10年後とかには回転寿司という業態はなくなっているかもしれませんね。

まあ、それはそうとして、回転寿司のことを考えていたら、
誰が最初に寿司を回すという発想に至ったのか、急に気になってきた。
調べてみたところ、発祥は1958年で大阪の「廻る元禄寿司」というお店らしいです。
初めはあまりウケなかったようですが、1970年の大阪万博が契機に大ヒットして、爆発的な認知を受けて今に至るとのこと。
既に日常に根ざしてしまっているから、今さら違和感もないですが、よくよく考えてみると、寿司を回すという発想はかなり意味不明で、他の飲食店でこのような業態はありません。
なんでかな、と思っていたのですが、万博きっかけと言われると納得感がありますね。太陽の塔とかもアバンギャルドなデザインですし。

深く考えてみればなんで?となるけど、それが当たり前になってしまっているものは意外と日常に多い気がします。
例えば、物の角度。90度単位で直角になり、360度で一周を表す。
これも数学に詳しくない身からすると、100度単位で考えて、400度で一周の方が綺麗じゃない?と思ってしまう。
軽く調べてみたところ、古代の天文学者がそう決めたためそれが残ってしまっていると書いてあった。
実際、たぶん数学的にも合理的なんでしょうが違和感はあります。

逆に今はしっくり来ていないけれど、いずれ当たり前になっていくものもあるのかもしれません。
ちょこちょこ話題になる倍速視聴などがその例です。
私の観測するインターネットでは、「けしからん」「コンテンツに失礼」というような声が多く、私も同意見ではあるのですが、恐らく若い層にとっては日常で、等速で見ている人間の方が愚かで非合理的に映っているのではないでしょうか。

時代は移ろい、やがて彼らが中心的な世界となるのは必定。
70年前に寿司が回る、など言い出したら「ははは、庶民は寿司も知らんのか」と馬鹿にされたでしょうが、70年後は等速で動画を見る、などと言い出したら「ははは、今時等速視聴なんて、動体視力貧弱ぅ」と煽られる時代になっているかもしませんね。

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