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食と観光の話【日記:2022/12/30】

年々年を経るごとに、食に対するウェイトが上がっている気がします。
私個人としては、さほど食事にお金を使うタイプではないのですが、それでも友人などと飲みに行けば1万円以上は簡単に飛んでいきます。
学生時代は昼食代を少しでも削って遊ぶお金やゲーム代をねん出していたことを考えると、大きな変化です。

通常の生活でも食に関する話題は事欠きませんが、特にそれがクローズアップされるのは観光に行った際でしょう。
私は先日まではサラリーマンだったのですが、職業柄出張が多く、大阪・名古屋には2年で30回ずつはゆうに行きました。
その他の地方に関しても、北海道・沖縄に5回ずつ、他にも福岡・広島・仙台・石川・新潟・静岡・鳥取など色々な場所に複数回は伺ったことがあると思います。
しかし、私は基本出張先でもコンビニ飯やチェーン店で食事を済ませてしまいがちです。
それがいいのか悪いのかということは置いといて、その話をすると大体『なんで?』と言われます。

そもそも仕事で行っていたので時間がさほどないというのもありますが、個人的には、観光とは名所巡りのことであり、食べることではないと思っているため、名産品を食べるために時間をかけて少し高いお金を払うというのがピンと来ていないのです。
また、食事処は名所に比べて数が多すぎるので選択に悩み、悩んでいる内にどうでもよくなってしまうというのもあります。

札幌ラーメンや海鮮丼を食べるために北海道に行く、それ自体は良いと思うのですが、私はむしろ食事の時間を削ってでも、釧路湿原や小樽運河、層雲峡や赤レンガ倉庫などたくさんの名所を名所を回りたいと思います。
――時は金なり。大人になると時間を失なった代わりに金を得ます。
得た金を何に使うのかも自由ですが、みんなで食卓を囲むより、一人で見知らぬ土地に漕ぎ出していきたいと思う私は生粋の陰キャなのでしょう。

陰キャは一人、ホテルで吉野家の牛丼を食べてYoutubeを見ることにします。
安心の美味しさ、安心の面白さが素晴らしいです。

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