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初詣と時間感覚の話【2022/12/31】

年明け最初のイベントとして、初詣を上げる人は多いと思います。
私個人としては、神社は好きですが混むと嫌なので年内に神田明神に行ってきました。
ゆっくりと境内を回れて快適でしたが、さほど広い神社ではないので初詣の時どうなってしまうのかと想像してしまいました。
調べてみたところ、開門の時間には30万人以上が詰めかけるとか。
これでも明治神宮などの有名な神社に比べれば1/10だというので驚きです。

かの大ヒット曲『君が代』にも登場する『さざれ石』!

すし詰めになってまで、初詣に行こうとするそのガッツは一体どこからやって来るのか。少なくとも信仰心があってのことでないことは間違いないでしょう。
まあ言ってしまえば、みんな特別感やイベントに飢えていて、誰かと過ごす口実として普段と違う要素があればそれでいいということなのかもしれませんが、あまり評論家ぶったことをいうものではありませんね。

でも大人になればなるほど、他人と過ごしていても何もしていないような時間が増えているというのは間違いないと思います。
5時間並んで10分参拝して帰る、4時間かけてラーメンを食べに行って帰る、こういったものは一例ですが、聞くにありふれた行動でしょう。
誰かと時間を共にして、たわいのない話をする。同じ話を何周かすることもあって、ぐるぐると時間間隔が融けていく。やがて夕方になって解散をしたら今度は、SNSでまたほかの誰かと時間を過ごしている……

大人が遊ぼうとするのは難しいのかもしれません。時間的にも精神的にも。
アルコールはそんな大人への手軽な特効薬足りえるのでしょうが、私はビールって苦いなと思っていた子供時代を忘れずに生きていたいと思います。

※調べていて知ったのですが、『初詣』も『バレンタイン』みたいに元々は企業がプロモーション用に作った風習なんですね。明治中期からあるとのことで、比較的歴史は古いですが……
詳しくは調べてないので分かりませんが、鉄道会社発ということは神社は意外と駅チカにあるものなのでしょうか?
今後はそういうのも気にしながら参拝しようと思います。


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