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【シロナガス島への帰還】探偵はこれくらい強くないとやってけねぇ!【プレイレビュー】

ホラーが苦手なのに、評判が良かったので買って積んでいた『シロナガス島への帰還』。連休にやるしかねぇ!と意を決してプレイ。怖い(ショッキングな)シーンも多々あったけど、メインは謎解きのサスペンスだったので助かった…。本編後のエクストラを含めて約8時間ほど、非常に面白い作品でした。

あらすじ

本作の主人公「池田戦」はニューヨークで良くも悪くも名の知れた探偵。富豪の娘「エイダ・ヒギンズ」から父が自殺した理由を探ってほしいと依頼される。

池田はロイ氏の遺書に書かれたシロナガス島に向かい、真相を調査するのが大筋の展開。

池田の助手となるのが、ヒロインの「出雲崎ねね子」。一度見た光景は忘れない完全記憶能力の保持者だが、重度のコミュ障で、初対面では会話すらできない。既知の仲である池田に対しては悪口ばかりの内弁慶っぷり。

そして一人称「ぼく」というわりと属性過多気味な少女。ちなみに本編終了後のextraパートでは彼女の水着が見れるぞ。

ダイハードみてーな主人公、池田戦

ストーリー展開は王道すぎるくらい王道。大富豪所有の孤島の洋館、きな臭い不気味な噂、「深入りするな」と忠告してくる客、事情を知ってそうで最初に死にそうな挙動不審の男、意味深な謎の美少女、姿の見えない洋館の主人────。外界との連絡が取れない中、殺人事件が起こり、探偵の池田は島の謎とともに犯人捜しを行う。

犯人捜しの途中、池田は何度もピンチに陥る。しかしこの主人公、探偵にしては腕っぷしは強すぎるし、度々突拍子もない設定が飛び出してきてピンチを切り抜ける。

いやいやそのブラックマンバに咬まれて血清が無きゃ死ぬって話してるのにお前は死んだことないの!?しかもこの場面は結局、実質血清になってる池田の血を少女に輸血することで事なきを得る。そんなバカな…。

そのほかだと捕らえられて鋼鉄製の拘束具を腕にはめられても自力で壊せるトンデモ怪力をみせるシーンもあったり。そんなバカな…。

そんなバカな…って当初は思ったが、これくらい超人の方が「池田ならこの状況をなんとかしてくれるハズ…」と恐怖が薄まったので、個人的には全然アリ。コナンを見慣れてると「まぁそういう人類もいるよな…」となってしまう脳なのは良いのか悪いのか…。

むしろ本編後の方が怖かった!!!

本編クリア後にはエクストラが解放される。シロナガス島の事件が解決し、池田とねね子と他数名がバカンスに行く、いわゆる「水着回」。基本的にギャグテイストなのだが、キャラ達が怪談を語るパートがまぁ~~~~怖い。本編とは違う怪談ホラー系で、選択肢を間違えるとDEADENDに直行。本編もけっこう怖かったけど、それとは違うベクトルの怖さが襲ってきました。ホラーにも色々種類があるんスね…勉強になります。

【おわりに】

アドベンチャーゲームの記事を書くとなると、「かまいたちの夜」とかの名作ホラーアドベンチャーは避けられないよなぁ…と思いつつ、まず足掛かりとしてシロナガス島をプレイしてみました。ホラーは苦手だけど、ギリギリこのラインなら大丈夫かな…。

実況配信してるワケじゃないし、怖いシーンは薄目にしたりイヤホンを外してなんとか恐怖体験を避けたいですね…。うん、今度からそうしよ。

実はこのシロナガス島の帰還、クラウドファンディングによってフルボイス化&ニンテンドースイッチへの移植が決定している。フルボイスになってキャラの感情が色鮮やかになったり恐怖体験が増幅されるのはちょっと楽しみですね(いやでも再プレイは怖すぎる気も…)。

かまいたちの夜はやっておきたいけど、PS3は壊れちゃったしWiiUとかも持ってないんだよなぁ。PSPっていまアーカイブス買えるんだっけ。とりあえずしばらくはアドベンチャー系のゲームを集中してプレイしようと画策中。

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