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glance:今回のWHO総会にも台湾が出れなかったのは本当に残念だ(5月19日分)

おはよう、雨がはげしいね。
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☆過去7日の感染者数平均(16日まで)
東京:15人(解除目安10人)
大阪:4人(解除目安6人)
北海道:7(解除目安4人)
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◽️筋道
WHO年次総会が開催したが、米中がここでも対立し、封じ込めで成功を収めた成功事例の台湾は、参加が見送られ、台湾事例について広める機会を失った

◽️会議がある。
WHOの年次総会が開催された。毎年、該当年次の議題が議論されるが、今年はコロナウイルスの対策、ワクチン、治療薬等に集中した。また、今回は史上初のオンライン開催となり、開催期間も少し短縮。出席者は加盟国194カ国。

◽️台湾は出れず?
今年も(オブザーバーとしての)台湾の参加は先送りとなった。台湾の感染症対策が迅速さ、透明性、デジタルの活用などについて評価が高い今回でさえ、中国の主張する「台湾は一つの国ではなく中国の一部である」という外交問題が大きな要因で叶わなかった。

◽️日本の対応は?
日本からは加藤厚生労働相が出席。「コロナに対する台湾の対応は参考にすべきだ」と言及し、台湾のオブザーバーとしての参加は承認されるべきだったという態度を示した。アメリカも同じく、台湾が参加できなかったのはWHOが独立性を欠いている事になると批判。

◽️会議の焦点は
アメリカはこの状況を、中国の隠蔽が招いたことを追求。中国側はゲノムの公表など透明性を持って迅速に対応したとし、対立した。トランプ氏が先立って同様の批判をしており、WHOへの拠出金を停止する処置を取った。(WHOは各国からの拠出金で運営されているが、米国は金額で1位であった)

◾️glance
感染症対策は、常に独立性を持ち、どれほど実利のある議論が出来るかに集中して参加国を決定すべきだと思うが、国際的に評価を受けた台湾の対策という背景があってなお、今回の結果となり、実利に集中できない結果をもたらしたのは非常に残念だ

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