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手を動かすからこそ、気づきが生まれるコースター〜グラグリッドオフィス紹介②〜

みなさんこんにちは、ぐらぐりです。
ゴールデンウィークが終わりましたね。みなさんはどんな休暇を過ごしましたか?
ぼくはゆっくり読書をしたり、のんびり過ごして充電していました。

さて、グラグリッドオフィス紹介 第2弾!ということで、ぼくがクローゼットの中に眠る秘密を探りたいと思います。

前回、クローゼットの中にあった、コースターについて質問してみました(オフィス紹介第1弾はこちら→観察が大事?!創造性を支える整理整頓術〜グラグリッドオフィス紹介① 〜)
コースターについて小野のねえさんに話を聞いてみたいと思います。
ちょっとオフィスの中を探してみましょう。

あ、いました!さっそく話を聞いてみましょう。

--コースターから人柄を感じる?!

ぐらぐり君: お疲れ様です。さっそくですが、このコースタってなんでしょうか?


小野: ぐらぐり君、お疲れ様です!これはステークホルダーコースターです。

ぐらぐり君: ステークホルダーのコースター?それはなんですか??

小野: ステークホルダーの顔を描くコースターのことです。
プロジェクトが始まる時や、サービスや戦略を考える時など、登場人物の関係性を表したりするときに使っています。
このコースターは基本の顔だけが印刷されているのがポイントです。

こんな風にグラグリッドのメンバーの和田さんと、名古屋さんの特徴を追加して描いてみました。

ぐらぐり君: おお。和田のねえさんと、名古屋のねえさんになりましたね。

小野: 和田さんはいつもニカっと笑うので、通常の口元にプラスして歯を描いています。
名古屋さんは涼しげな目元なので、少し目尻をあげています。
和田さんは口元、名古屋さんは目元、それぞれの特徴を描くことで、その人らしさが伝わってきます。
特徴が追加されたり、具体的な人の形になると、ぐっと身近に感じたり、親近感が湧いてきますよね。

例えば、新規サービスを創造するプロジェクトがあったとします。
そこで課題を抱えているカスタマーを考えていきますが、コースターの出番です!
具体的なカスタマー像を描いていくのですが、その人は性別は男性?女性?、何歳ぐらい?、どんな表情をしている?、どんな髪型だろう?というのが、絵で描かれていると感情移入しすくなります。

--動かせるから、気づけることがある。

ぐらぐり君: このコースターはどんな秘密があるのでしょうか??

小野: この事例写真は、経営会議で自社と様々なサービスが、どんなつながりを持つことが理想なのか、プロジェクトメンバーがコースターを動かしながら、ディスカッションする際に使われました。
コースターなので足りなければ、即座にその場で描いて追加することもできますし、ふせんと違って貼り付かないから、どんどん動かせます。
人以外にも衣類や八百屋、肉など、ディスカッションを通じて必要なものがあぶり出されていきます。

手を使ってコースター動かすことで足りない視点に気づいたり、絵があるからこそ想像力が広がっていく。
しかも、みんなで見られるから指を指しながら話したり、認識がずれていたらすぐにわかる。といった効果があります。

動かせることで、「関係性をさぐりながら考えることができる」「時間の流れをおって、関係性を考えられる」「紙芝居のように演じながらストーリーをシミュレーションできる」そうしながら、新しいサービスを考えることができるんです!!!これとても大事。

ぐらぐり君: 他にはどんな特徴があると感じていますか?

小野: コースターって、厚みがありますよね。この厚みが大事になってきます。
ふせんだと貼ったり剥がしたりを繰り返すと、紙が折れたり、よれたりしてきますよね。
コースターは厚みがあるからまず折れないですし、ガンガン動かしても大丈夫!心置き無く動かせるからディスカッションが広がっていくんです。

--プロジェクトに関わる人が、一目でわかる

ぐらぐり君: これはなんですか?

小野: これはプロジェクトに関わる人たちはどんな人がいるのか?をまとめた「プロジェクトの関係者マップ」です。

ぐらぐり君: たくさんの人が関わるプロジェクトだと、関係性がわかりやすいですね。

小野: そうなんです。
プロジェクトの関係者マップのいいところは、全体を俯瞰して捉えられること、途中から参加するメンバーへの共有できることです。
プロジェクトが始まるとき、メインの担当者は誰か、上司や決裁者との関係は?、どの部署の人が関わるの?といった、関係性全体を俯瞰して捉えられるのでわかりやすいんです。
途中からプロジェクトに参加しても、事前に理解できますし、人の顔がわかるから初めてあった感じがしないんですよね(笑)。

私は緊張しいなのでいつもドキドキしながら場に臨むことが多いんですが、事前に知った気でいられるから安心感というか、初めましてな感じが薄れるんです。

--いつも使うものだからこそ、ストックは欠かさない

ぐらぐり君: すごい枚数のコースターですね。

小野: そうなんです!グラグリッドのワークショップグッズでも重要なツールです。

クライアントさんとのワークショップでも使いますが、グラグリッドの社内でも、新しいことを始めるときなど大活躍しています。

ぐらぐり君: 他にもコースター活用方法ってありますか?

小野: あります!人物の場合はステークホルダーコースターを使いますが、無地のコースターに直接絵を描くこともありますよ。

--ワクワクした仕掛けや、空間づくりにも


ぐらぐり君: 動物や食べ物、植物などいろんなコースターがありますね!

小野: これは2017年の8月に、ビジュアルファシリテーションチームBRUSHのお披露目イベントを開催した際に使ったコースターです。
このときは、プレゼントタイムの抽選で活用するために一人1枚持ってもらいたかったので、枚数や種類がたくさんあります。

色とりどりの絵がちりばめられていると、ワクワクしますよね!仕掛けづくりにもなりますし、選ぶ楽しさも生まれます。
こんな風に、人だけではなく、さまざまなものを描き表す際にもコースターを活用しているんですよ。

--コミュニケーションの橋渡しにもなるコースター


ぐらぐり君: いろいろお話を聞かせてくださりありがとうございました。最後にコースターを活用していて、面白かったエピソードなどあったら教えてください。

小野: ふふふ!ありますよ!
とあるプロジェクトで、自己紹介の際に「自分を動物に例えると?」というお題で話してもらったんですが、その人の似顔絵と動物の絵を組み合わせて描いたところ、すごく盛り上がりました。
例えばこんな感じです。

小野: コースターを胸に貼り、ワークショップ中は常に見えるようにしてもらいました。
みなさんにすごく喜んでもらえましたし、ワークショップが終わっても大事に持ち帰ってくれる人や、ずっと胸に貼ってくれていた人がいて、とても嬉しかったです。

普段から一緒に仕事をしているメンバーでも、この人にはこんな一面があったんだ!という発見につながったりします。
また、所属している部署が違っているけど名前は知ってる、という人たちの心の距離をぐっと近づけることもできます。

ぐらぐり君: たくさんのお話、ありがとうございました!

小野: いいえ、どういたしまして。
そういえばぐらぐり君、クローゼットの中にあるペンとか気になるって言ってましたよね。
みんなから面白いペンを紹介してもらうといいかもですよ。

ぐらぐり君: ありがとうございます!

ぐらぐり君の編集後記

お客さん先でコースターを活用するとき、「このコースターはどこかに売ってるんですか?」という質問をされることもありますが、グラグリッドのオリジナルコースターなのです。

コースターは、三澤のねえさんの気づきから生まれました。
コースターができる前のねえさんは
・プロジェクト内であまりにも人を描くことが多かった
・みんなにも描いてもらえるようになるには、どうしたらいいんだろう?
というモヤモヤがあったとのこと。

当時はテンプレートを作る活動をしていて、テンプレートにしたらみんな描いてくれるのでは?!
そして、ビジネスモデルを考えるときに、コースターって活用できる!という気づきから、コースターをつくったそうです。
ワークショップ中にみなさんに描いてもらうこともあるのですが、絵を描くのは苦手だし、人なんて描けない・・・とお話しされる方も、このコースターを使えば楽しみながら一緒に描いてくれます。
そして、もっと描きたい!!と言って、どんどん手を動かしてくれるんですよ。

見えているようで見えていなかった、認識がすりあっているようですりあっていなかったということがたくさんあると思います。
そんなときにコースターを使い、具体的にイメージできるものがあると認識のズレがなくなったり、足りていないものが見えてきます。

ふせんもいいですが、コースターを活用してみるのも、オススメですよ。

次回は、グラグリッドのメンバーオススメのペンを紹介してもらいます。
クローゼットの中には、まだまだ秘密が隠されているようです・・・。

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