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「ターゲットはどんな人?」を考える一番簡単な方法

デザインをするとき、「誰にどんな嬉しさを届けたいのか」を考えることは、必要不可欠です。「ターゲット」を絞って考えていくことが、コンセプトをとぎすまし、サービスやプロダクトのデザインの質を高めるだけでなく、売り方やコミュニケーションを効果的に行うことができるようになります。

ターゲットとする人は、顧客、利用者、生活者、オーディエンス。さまざまな言い方がありますが、どれも人間です。

どんな人間で、どんな生活をおくり、どんな価値観をもっているのかを把握していくために、人型を使うことで議論を効果的に行うことができるようになります。

人形

ターゲットを考える方法として「ペルソナ法」や「エンパシーマップ」などがありますが、もっともラフに、簡単に、ディスカッションする方法として、この人型活用をご紹介します。

1. 人型のシートを用意
ひとつのサービスで、10枚くらい使います。

2. カスタマーの情報を箇条書きで書き出す
カスタマーとなりうる人の情報を事前にリサーチしておき、「どんな人が」「どんな価値観で」「何を欲しているのか」など議論しながら、シートに記載します。

3. カスタマーの特性別に異なるシートに書き出す
同じような属性の人が登場してきても、価値観や生活パターンが異なる場合は、異なるシートに書き出していきましょう。さまざまなパターン分けを行い、最後に選択しやすくする効果があります。

4. 書き出した複数のシートを並べ、ターゲットについて議論
自分たちがターゲットとするべきなのは?マーケティング視点、経営視点、未来の市場や事業側の条件を考えながら議論します。データと主観両方の要素が必要です。

5. ターゲットとするカスタマーを特定する
自分たちのターゲットを明確にします。ここから、さまざまなアイデア発想や戦略へうつります。このシートを目の前に貼り出していきましょう。

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とっても簡単な方法ですが、「ターゲット」を手に取れる形にするだけで、議論が一気に効率的になりますよ。

ターゲット検討用の人型シート、こちらから無料でダウンロードできます。


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