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わたしたちの「ビジョンのつくり方」が本になりました!

2023年11月15日。
正解がない時代の「ビジョンのつくりかた」の本が出版されます。
「ビジュアル思考大全」から2年半。今度は、ビジネスで使える、読みながら理解できる本が誕生しました。

モノサシが一つでないこの時代に、
自分たちは何を目指し、何をしていくべきか。
悩めるすべての現代人にむけて書きました。

10年間、さまざまな現場でビジョンづくりに向き合い、スクラップビルドで試行錯誤してきたグラグリッドだからこその方法論がカタチになりました。

もちろん、グラグリッドがつくるワークブックだからこそ、
「やっていることが見える」
「初めてでも試しやすい」
「知らなかった可能性が覚醒する」
そんな工夫がいっぱいです。

世界の、地域の、さまざまな組織と
共創してきたビジョンづくり

コロナ禍を経て、ビジョンの意味は、大きく変わってきました。
大企業が社会に打ち出していくだけでのものから、
さまざまな組織が、チームが、自分たちの存在を明確にし、つながっていくための旗印として、ビジョンをつくりだしています。

わたしたちは、この10年、まさにその変化に立ち会ってきました。

そもそものあり方から考え社会的役割を見出した横浜国立大学でのセッションの様子
複雑な産業課題に直面し、あらためて未来の風景を描きだすことからはじめた
おおたオープンファクトリー・プロジェクトでのセッション様子
企業、地域、学校、コミュニティとともに歩いてきた、さまざまなビジョンづくり

ビジョンをつくる!
そういうと、キラキラしたイメージがあるでしょう。
しかし、
「そもそも、なんのために、やっているのか?」
「社会にとって、どんな役割をになっているのか?」
そんな厄介で、ドロドロとした課題と向かいながら、チームで目線を合わせていくのはとても大変なことです。

この本では、現場で必要なこと、考えるべきことを丁寧にひろいあげたノウハウを体系化しています。

ビジョンデザインのノウハウを体系化

ビジョンづくりを6つのステップに分けて解説しています。

循環する活動を6つのステップで解説

まさに、トランジション・デザインのメソッドです。

ビジョンをもとに、社会を変えていくために、企業や組織やチームは、自分たちになにができるのか?これは、大きな問いにも思えますが、自分たち一人ひとりの存在を見つめ直す、足元を問いただす問いでもあります。

デザイン思考(方法論としてだけでなく、態度や姿勢としての広義の意味)で、さまざま課題と向き合う方法をもりこみました。

たとえば、こんなメソッドが入っています。

未来洞察(スキャニングマテリアル、シナリオ・プランニング)
フューチャーセッション(未来を語り合う対話メソッド)
かけあわせによる強制発想法(インパクトダイナミクス)
グラフィック・モデリング(構造化とアナロジー)
ビジョンマップ(グラフィックデザイン)
ストーリーテリング(コレクティブストーリーハーベスト)

しかし、たくさんの方法をかき集めた、ということではありません。
さまざまなプロジェクトで活用しながら、研ぎ澄ましてきたパターンの一つを紹介しています。(メソッド名は、ノイズになるかな〜と思って、あえて記載していないものもあります。)
この本に倣ってやっていくことで、さまざまな方法を知っていくことになるでしょう。

「可視化」できるから、ビジョンがつくりやすい!

紹介するメソッドの多くは、ワークシートも紹介しています。
やるべきことは明快です。
そして、ビジョンをまとめていく「ビジョンマップ」では、まさに、ビジュアル思考の集大成ともいえる、ビジョンマップのテンプレートを紹介しています。本をよみながら、ワークシート(本を購入したらDL可能)に記入して取り組めます。

ビジョンマップとワークシート、合わせて25ものテンプレートが用意されている


2年半かけた執筆

校正中の原稿

構想1年半、執筆1年。
ここまでくるまで、三澤は腕を骨折したり、コロナウイルスやアデノウイルスに感染しながらの執筆となりました。なかなかの難産でした。
その分、たくさんの現場での葛藤や発見が詰まっています。

いよいよ、11月15日に発売です!

アマゾンでは予約を開始しました。
気になった方は、ぜひ、予約をお願いします!

オープンイベント、ワークショップも企画中

ビジョンづくりは、体験してみて理解が深まっていくものです。
体験型の講演や、ワークショップなども計画中です。
イベントなどの情報や、講演資料などは、こちらの公式ページにて発信していく予定です。どうぞお楽しみに。

また、「うちの会社に来てほしい!」「一緒にやってほしい!」というご用命も、お待ちしております。2024年は積極的に全国どこへでも出張ワークショップへ行こうと思っています。ぜひ気軽に、ご連絡ください!

(三澤)


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