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未来のモノづくりタウンをテーマに武蔵野美術大学とグラグリッドが初出店!〜おおたオープンファクトリー〜

皆さん、突然ですが「おおたオープンファクトリー」をご存知でしょうか?

おおたオープンファクトリーは、東京都大田区にある様々な工場を、一年に一日、一斉公開する、モノづくりの祭典です!

普段は見られない世界的な技術の裏側や、モノづくりに真摯に向き合っている職人さんと触れ合える、日常だけど非日常な一日。
今年は、11月25日に開催されましたが、そこに、グラグリッドも初参加しました!

ここでは、おおたオープンファクトリーでグラグリッドが出店した2つのスペシャルイベント(オープンになる工場とは別に、モノづくりをテーマに同時開催されるイベント)の企画展示を行った様子をご紹介していきます。

【企画1】2050年「ものづくりタウン」大田区の風景

こちらの展示では、グラグリッドだけでなく、三澤が講師を務める武蔵野美術大学(以下、武蔵美)の学生さんも加わり、産学共同プロジェクトという形で「工場の磨き上げプロジェクト」に取り組む中で見えてきた大田区の未来の風景を展示しました。

グラグリッドの『笑門スタヂオ』から徒歩1分程度の距離にある『大森ロッジギャラリースペース』にて展示を行いました。

この企画では、武蔵美の学生が考えた未来の「ものづくりタウン」のビジョンマップや、考える過程で生み出されたアイデアスケッチ、未来のものづくりタウンで出会えるかもしれないロボットの小さなプロトタイプなどを展示し、訪れた方々に大田区の未来を考えるきっかけの場を作っていきました。

また、未来の「ものづくりタウン」だけでなく、オープンファクトリーに参加する工場を見学する中で見つけた「魅力」を伝える冊子も一緒に展示しました。

展示には大田区に住まわれている方や、オープンファクトリーに興味を抱き訪れた方など、さまざまな方に足を運んでくださいました。
そして、大田区の持つポテンシャルや魅力を知っていただき、このまちの未来を一緒に考える。そんな時間を過ごせたように感じています。

展示されている「ビジョンマップ」がどのように描かれたのかを、こちらの記事で紹介していますので、ぜひこちらの記事も一緒に御覧ください。


【企画2】大田区工場廃材を活用したインスタレーション作品『SCRAP SPACE』

こちらの展示では、大田区の町工場で生み出されたさまざまな形、色、質感のSCRAP(おおたクリエイティブタウンセンターからいただきました!)を活用したインスタレーション作品の展示を行いました。

大田区の町工場で生み出された部品や製品は、私達の身の回りにある電化製品や車、建築物などに使用され、私達の生活をひっそりと支えています。

ですが、なかなか部品を目にすることってないですよね。
というわけで、とっても魅力的な色、形、質感の部品たちを触れて、感じることのできるようなアート展示を行いました。


展示をきっかけに、大田区や『笑門スタヂオ』周辺についてのお話、グラグリッドのお仕事のお話などかなりゆるーくのんびりと、訪れた方と交流する時間となりました。

お座敷に上がってSCRAPを触り、楽しそうにしている大人たちを見て、大田区の町工場で生み出されるさまざまな部品、製品に興味を持っていただけたような気がしています。


私達グラグリッドの拠点である『笑門スタヂオ』に一般のお客さんが訪れることがなかったのと、近くを通行する人々に「なんのお店だろう?」と思われていたこともあり、今回のおおたオープンファクトリーに参加したことで、地域の方々に私達の存在を知っていただけたことがこのイベントに参加して一番嬉しいことでした。

また、学生の皆様とともに街に入り込んでビジョンを考える中で、私達自身も、学生のみなさんも、多くの多様な人々が集まる街を変えていく活動の難しさと楽しさを改めて実感する良い機会となりました。

今年度のおおたオープンファクトリーは終了しましたが、今回出会ったみなさまと新たなワクワクするような活動を作り上げていきたいです。
(川村)


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