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ビジュアルファシリテーション最前線!

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商品企画やデザインの現場で、革新的な視覚化メソッドを実施しているグラグリッドによる実践マガジン! グラフィックレコーディング、グラフィックファシリテーションを含む『ビジュアルファ… もっと読む
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記事一覧

“ビジョンのつくり方”をみんなで読み解いた〜13のグラレコを一挙公開!

2024年1月に開催された「正解がない時代のビジョンのつくり方」出版記念イベントでは、13名の方がグラフィックレコーディングに参加。著者、三澤の講演を絵で紐解いていきました。これは、考えを可視化し、互いに語り合うという、共創的なビジョンづくりに欠かせないプロセスそのもの。本記事では、13名が描いたグラレコを紹介しながら、ビジョンづくりについての多様な解釈と表現について触れていきます。 「みんなでつくるビジョンづくり」をテーマにしたイベントオンラインで実施された、本イベント

意味のイノベーションのための思考法? 分類しない!制御しない!意味を探索するワークショップ

“デザイン”の領域が広がりつづける中、新たな存在を生み出すデザイン、文化を醸成するデザインなど、“デザイン”は「問題解決」を超えた役割を担うようになってきました。 今回は、そんな「意味形成のデザイン」のための思考法の一つとして、グラグリッドが提供した斬新で破壊的なワークショップの様子をレポートします。 舞台はワークショップの祭典 Service Design Camp 20242024年1月21日(日)。東京都千代田区で開催された「Service Design Camp 2

関係者の想いを可視化する「ビジョンマップ」を活用し、地域のこれからを考える。

グラグリッドの「笑門スタヂオ」がある大田区では、1年に1回「おおたオープンファクトリー」と呼ばれる、たくさんの町工場がオープンになる体験イベントが開催されます。 「笑門スタヂオ」は「自立共生の社会実験プレイス」というコンセプトの元、「ザクロの収穫」や「地域デザインワークショップ」を通じて、人と人がつながり、コミュニティを醸成していく過程から、生活文化に根ざした価値創出を目指してきました。 そんな社会実験を続ける中で、グラグリッドの培ってきたノウハウを活かし、私達の本拠地で

探究型学習のエンジンになるノートを目指して!みんながアーティストになる『ノート学フェス』(前編)

2022年、6月中旬のある晴れた日。 新宿区立落合第六小学校の体育館に、3年生~6年生の全員が集まりました。コロナ禍になって以来、なんと、2年ぶりの全員集合の日! 児童たちも、先生も、ワクワクがとまりません。 そんな熱量をうけて、「ノート学フェス」いよいよ開幕です! ノート学5年目の壁~「正しさを求めてしまう姿勢」「授業環境の変化」~「ノート学フェス」開催の3か月前、2022年3月。 新宿区落合第六小学校の先生方と、私たちで5年目の「ノート学」の作戦会議が行われました。

探究型学習のエンジンになるノートを目指して!みんながアーティストになる『ノート学フェス』(後編)

前編にて、身体いっぱいに線や図形を描き、もりあがってきたノート学フェス。次はいよいよ、新たなノートに挑戦です! ※記事前編はこちら! ③新たなノートに挑戦だ~「おさらノート」「ふきだしノート」「脳内地図ノート」今回は「おさらノート」「ふきだしノート」「脳内地図ノート」という、変わり種ノートに挑戦です。やってみたいノートにレッツゴー! 児童たちは、思い思いに挑戦したいノートの場所へ移動します。 その後、みんなで短いストーリーを聞いて、ノートを書いてみます! それぞれが、

「自分達らしさ」こそ、10年続く組織に必要なビジョンデザインの肝

昨年2021年10月に10周年迎え、次の10年に向けて動きだしたグラグリッド。 お世話なってきた皆さまにご挨拶をしている中で「10年続く秘訣はなんですか?」聞かれることがあります。 誠実さ、懸命さ、広い視野に深い洞察、挑戦する心など、いろいろあるかもしれませんが、私達がこれまで大事にしてきたことを、せっかくのよい機会なので、記事にしておきたいと思います。 「自分達らしい姿」を追求してきた10年間 ふりかえるとたくさんの分岐点。そこでの判断や選択の一つひとつが、会社の基盤を

協創が加速する!コ・デザインのためのワークシート集、公開!

リモートワークをしながら、オンラインで状況共有したり、アイデアを出し合ったり。オンライン会議がだんだん当たり前になってきた方も多いのではないでしょうか。さて、今回は、そんなオンラインの会議で大活躍するワークシート集をご紹介します。 オンライン会議をうまく進めるコツは、視覚的に考えることオンライン会議をしているとき、 ・今、何について話している? ・これから、何を考えていく? ・この議論はなんのためにしている? と不安になることはありませんか。 ZoomやTeamsなどで会

イオンのレジゴーを体験!【CXマンガ #2】

前回の PostCoffee体験!【CXマンガ #1】 は、体験の流れを12枚にまとめてみました。今回は今回はA4サイズの冊子を意識して、コマ割りをしたマンガです。 では、お楽しみください! ---------- お問い合わせ ------------ 下記のフォームまたはメールにてご連絡ください。 フォーム https://glagrid.jp/contact メール info@glagrid.jp 株式会社グラグリッド CXマンガ担当:小野 ----------

月イチで届くPostCoffeeを体験!【CXマンガ #1】

CXマンガが始まりました! 毎月自宅のポストにコーヒーが届く「PostCoffee」の体験とサービスの価値をマンガにしました。 今回は「ビジュアル思考大全」というビジュアル思考の書籍より、空想紙芝居というメソッドで描きました。 SNSやスマホで発信したいときに相性がいいですね。 👆 SNSで発信するとこんなかんじ 次回は、「イオン レジゴー」という買い物体験が変わるサービスのマンガを発信します!おたのしみに〜! ---------- お問い合わせ ----------

【マンガで体験】 CXマンガ始動します!!

この度、グラグリッドでは顧客体験を描き、サービスの課題を見える化する「CXマンガ」提供開始しました。 世の中の多種多様なサービスに共通して言えること。それは、「顧客が体験している真実は、顧客しか知らないこと」ではないでしょうか? ホテル、旅行、レストラン、タクシー、イベント、スーパー、銀行、病院、フィットネスなど、サービスを体験しているときの顧客の行動とそれに伴う心理状態。 グラグリッドでは、それをCXマンガ(CX:Customer Experience)として、鮮や

描く×創造性の関係性が見えてきた「ビジュアル思考大全」出版記念トークイベント

グラグリッドがこれまでビジネスの現場、教育の現場で試行錯誤してきたビジュアル思考のメソッドが本になって、出版されました。(2021年2月10日 翔泳社より出版/著者 三澤直加) この「ビジュアル思考大全」出版記念イベントを行いましたので、その様子をレポートしてまいります! ビジュアル思考の効果を「クリエイティビティ」の側面から見つめ直すトークイベントイベントは、2021年3月5日 。オンラインで実施していきました。 著者でグラグリッド代表の三澤直加と、札幌市立大学の福田大

「ビジュアル思考大全」ってどんな本?

こんにんちは、三澤直加です。 このたび、2021年2月10日に「ビジュアル思考大全」を翔泳社より出版させていただきました。 この本は絵本であり、ビジネス書であり、ファシリテーション本であり、自己啓発本であり、創造工学の本でもあります。では一体どんな内容なのか?ざっくり伝えられるように、チラ見せでご紹介していきたいと思います。(この記事のために描き下ろした図もあります。) 8つの「思考」をビジュアルで活性化する方法を解説この本は8つの思考別に章立てされています。「らくがき」

2020年グラグリッド10大ニュース

気づいたら、もう年末。ふりかえりの時期になりました。 コロナが猛威をふるい、生活も仕事も、考え方も人付き合いも大きく変えた2020年。グラグリッドも大きく変わりました。メンバーの加入、独立、出産もありました。どれもはじめてのことばかり。その中で「わたしたちが社会に示す価値」を問い続け、模索していきた1年でもありました。 これからの10年に向けた大変革の年、2020年。10大ニュースでふりかえります。 2020年グラグリッド10大ニュース! 1位:オンラインワークショップ

miroをどう使えば、創造的なオンラインワークショップがうまくできる?成功するための5つのポイント

最近は、オンラインワークショップが増加してきましたね。 グラグリッドのメンバーも、仕事でプライベートで、たくさんオンラインワークショップの機会に触れています。 そんなリモートでのワークショップに便利な、オンラインホワイトボードサービスのmiroをご存じでしょうか? (画像:https://miro.com/ より) miroはホワイトボードを共同で使えるオンラインサービスです。 文字を入力する、画像を貼り付ける、付箋を貼るなどの作業が、チームで同時にできるので、オンライ