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【思い出話】少しくらい派手がいいみたい その方が背筋が伸びる

「女が目立ってなぜイケナイ」?

と、続きが浮かんだ方は私と同じ部類のヲタクです。
どうも、こまです。

自己紹介記事にも書いたのですが、こまは休職&転職活動中の中学校教員です。
(一応貼っておきますが、読まなくても大丈夫です↓↓)

教員というのは不思議と(不思議と)万年人不足でして。
私はずっと採用試験に落ち続けたのですが、臨時採用教員という募集が毎年必ずありまして、そこで採用してもらい、大学を卒業してすぐに教壇に立つことができました。

教員の世界は狭いです。
地元に帰るとより狭く感じます。
なぜなら「学校」という括りの中で生活していた期間が人生で一番長いんですから。

だから、初めて赴任した学校で自分の通っていた中学校の先生がいらっしゃった!みたいな経験というのは、割とあるあるなのだそうです。

その先生。
直接教わったことはないけれど、部活動をしていたらグラウンドの端にいるはずのその先生の怒号が校舎まで響いていたのはいい思い出。
私のセピア色の青春の日々が鮮明に蘇ってきました。褪せたままでいてくれたらよかったのに……!

背筋が伸びるとはこのこと。速攻でデスクまで挨拶にいきました。

同じように背筋が伸びる相手といえば、高校生の頃所属していた部活動の顧問の先生でしょうか。

その方は、大きなお目めで毒を吐くすらっとした男の先生でした。せっかくの大きなお目めには常にハイライトがないんですね。真っ黒。たまにほほ笑みなさるんですが、心の奥が笑っていないような気がして一緒に笑えたことがありません。

指導もピカイチで厳しかったです。おかげで5キロ痩せました。

(最終的にはいい思い出のはずなのに、先生を思い出すと真っ先に表情が浮かぶ不思議。先生ごめんなさい。)



その先生に、先月たまたまお会いしたんです。背筋が伸びました。

しかも、先生に教わった競技の試合会場で。
生徒の指導をしようとした矢先。

身長も3センチくらい伸びたような気がします。
それくらいピンッ!!と背筋が凍りました。

指導を終えてから改めてご挨拶に伺うと、かつてと変わらない塩対応でお話をしてくださいました。(それが先生の普通であり愛情です。むしろ最初に気付いてくださったのは先生からでした。)

むしろ変わっていたのは、かつてだったら普通に話すことすらどもっていたはずなのに、雑談ができてしまった私。

自分は変わらないつもりでいたけど、やっぱりあの頃よりは大人になれたということでしょうか。嬉しいような寂しいような。

先生の苦労の一つ一つが、経験という形で自分に積まれていたからかもしれません。

もしこれから、私が先生を続ける世界線があったなら、同じように教員となった生徒と雑談し合える日も来たのかしら。

「先生になりたい!」と言ってくれた生徒の顔が浮かびます。
私が担当した部活の子でした。





その部活の保護者の方から温かいメールをいただいて、思いをしたためています。

感謝と懺悔のブログでした。
ではまたノシ

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