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新しい時代からはじまる日記


もう20年くらいのなかま、経営コンサルタントの河合太介さんから、「日記を書いてみては」と勧められた。
この人は、突然痛いところに爪を立てる、高貴な猫のような人なのだけど。
正鵠を得ていることは確かなので、日々のことを書留めておくのも、おもしろいことなのかと思う。

わたしも、最初は、皆と同じように、新型コロナウイルスに、痛みや怖れを感じていたのだ。

家庭の事情で、早めに在宅勤務に移行し、しばらくは、見知らぬ島のジャングルで、たった一人彷徨う兵士のような、恐怖を感じた。置いていかれてしまったみたいな焦燥感だ。会社から来た指摘に過剰反応し、メンバーや上司と距離を感じた出来事もあった。ひたすらメールの文字だけを打ち返すコミュニケーションは、心から水分を失わせた。

けど、今はオフィスワーカーはほぼわたしと同じく、小さな各々のセルから発する働き方にスライドした。

最近は、このウイルスが引き起こした、大きな地殻変動のおかげで、妙な幸せを感じる。

朝起きて、「あー 今日も幸せだなぁ」と感じるなんて、生まれて初めてのことなのだ!

もちろん、感染で亡くなった方やその家族、思うように商売ができない方々の苦しみたるや、筆舌に尽くしがたいものがある。それらの方々には心からのお見舞いやお悔やみを伝えなくてはならない。
しかし、敢えて言いたい。わたしは今穏やかで幸せだ。経済の見込みと人との紐帯あってのことだが。

その幸せのありかを、今日から、少しずつ、自分の手で紐解いてみたい。

海の向こうの縁者にはこんな悲しみもあったのだけど、

https://www.facebook.com/100004437840776/posts/1543750345782879/?d=n

ただ、世の中は悲しいことばかりではない。

わたしの娘はASD, ADHDで、彼女の日々のフラストレーションはすなわち家族全員の格闘の象徴になっているけれど、きわめてクリエイティブな娘の行動は、穏やかな家庭にはない、カラフルな日常を彩っている。物事には表と裏がある。

そんな小さな物事を捉えながら、そのからくりを、ここで書いていこうと思います。

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