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四国遍路一周目 DAY-13 二十四~二十六番~奈半利
すすめ!めおとへんろ~カミさんのへんろ日記~
文中のⓉはわたし、Ⓨはカミさんです。
2013.8.16(金)
ホテル明の星の窓からみる Sunrise. Good morning!
めざまし音に気がつかず、5:40起床。
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6:22 出発。昨晩の協議では「ホテルなはりまではムリ。行ける所まで行く。あとはタクシーかバス」だったので、「ムリせず、ゆっくり行こう」という気持ちで歩き始める。だもんで、室戸ジオパークや中岡慎太郎像、御蔵洞など観光。空海さんは御蔵洞からみえる空と海に感動し「ボクの名前は空海にするっ!」と決めたそうです。
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室戸はネコのレベルが高い。美人、スレンダー毛並よし、3拍子 そろっています。
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7:30 最御崎寺。とうとうキター! 23番の薬王寺から75キロ。でもまだここから、これから。
きれいに掃き清められた境内で朝食。8:10 発。坂を下っていると、自転車をおして登るおじちゃんに「あとどれくらい?」ときかれる。大阪から来て本日4日目とのこと。自転車は登りはキツイけど やっぱ はやい。室戸岬から高知方面へつづく海岸線と 青い青い海を見ながら下る。
自販機でアクエリアス、BKでお金を補充。津照寺手前のYショップでまるごとバナナ休けい。
10:30 25番津照寺。本堂までの長い長い階段を登る。
11:30 スズキ自動車前の休けい所。Ⓣは昼寝。トイレかりる。
12:00 遍路宿うらしま荘。ここで事件! Ⓣおねがい。
Ⓨ「杖がない!」Ⓣ「え!」Ⓨ「杖、置いて来ちゃった」Ⓣ「どこに!」Ⓨ「たぶん前の お寺だと思う」Ⓣ「うーん」Ⓨ「取りに行って来る」Ⓣ「タクシーか何かで行っ たほうがいいよ」Ⓨ「走って行って来る」Ⓣ「この暑いのにタクシーで行けばいいのに。」Ⓨ「いや、少し走りたかったし、荷物置いて、ちょっと行って くる。先行っといて。荷物持って。」Ⓣ「・・・。」Ⓨ「じゃあ、休憩してて。」 とまあ、こんなやり取り。
尋常じゃない暑さの中、Ⓨは往復6kmを走って取りに行った。Ⓣはうらしま荘設置の休憩所(といっても パラソルと座るところだけだが)で休むことに。たぶん30~40分くらい かかるだろう。すぐ横にアサヒの自販機、よく見るとこの自販機 売上1本につき1円の寄付のポスター、おおこれが、そうか と、ミルクティーを1本購入し、パン(たしかジャムパン)といっしょに昼食。 ほぼ予想通り、35分後くらいにⓎ戻り、杖も戻って来た。お大師様 すみませんでした。前の建設会社のトイレを借りてから、そろそろ 出発へ。
13:00 うらしま荘発。山登りはコンクリ歩きよりずっといい。
13:30 26番 金剛頂寺 14:08発
14:45 道の駅 キラメッセ室戸 クーラーが気持ちいい。実はこの時Ⓨはここでバス乗っちゃってもいいかな~って思ってた。でもそんなことは、口には出さず R55と平行に走る遍路道をもくもく歩く。吉良川町並みで、おすしのお接待を受ける。おばあちゃん、追いかけてきてくれた。元気出るなー。
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立石休けい所でⓉから提案あり。
「暑いので、この先 2キロのドライブインオハラで早目の夕食をとり、日が沈み、歩きやすくなったところで Night Walk。明日の行程考え、がんばってホテルなはりまで行く。」
ひゃ~! あと10キロ以上あるー!! でも気持ちきりかえ がんばろうと思う。
あいててよかった、ドライブインオハラ。Ⓣは思い描いていた通りの
オムライスに大満足。Ⓨはカツ丼でカツ入れる。
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18:15 出発。オハラ効果と太陽なし効果で 4キロ先の羽根岬休けい所まで イッキに歩く。
日はすっかり落ち、あたりは暗くなる。車のヘッドライトと、たまにある電灯が頼り。歩道があり助かる。
20:00 ストレッチ休けいしていたら あーっ! Ⓣよろしく
ドーン!! 花火だっ。なはり方面に花火が上がった。
Ⓨがなはりで花火大会でもあったら……などと話していたのが 本当になった。急に気分がもりあがって、花火に向かって 再び歩き始めた。足元は暗いが、先行きは明るいぞっ!! 時々、民家の建物などで遮られるが、音はよく聞こえる。
花火が上空で開いてから、ドーンという音が到達するまでの時間で、なはりまでの距離を測ることもできる。少しずつ花火の輪が大きくなってくる。足の痛みはそっちのけで歩を進める。ある程度歩いたところ(30分くらい?)で、もしかしたら フィナーレになるかも、ということで休憩がてら 花火見物をしてい たが、まだまだ続きそうなので再び歩き出す。
ホテルなはりの 看板を少し過ぎたあたりにコンビニチックな店があったので、Ⓨはビールを買いに。その間に花火はフィナーレを迎えた。そこからホテルまで 600mで到着。21時ジャスト。思った通りの時間。
温泉入って、ビール飲んで、Ⓣは足の痛みを忘れるため、イブをのんで、おやすみしました。
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まだこの頃はガラケーだった
(続く☟)
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