見出し画像

ハーブのおかげでスルスル飲める芳醇ビール|グーデンカルロスクリスマス

クリスマスビールについては前回お話ししましたが、今回実際にグーデンカルロス(GOUDEN CAROLUS)のクリスマスビールを飲んだので、そのお話をしたいなと思います。

とりあえず簡単に一言でいうと、「クセになる美味しさ!」という感じでした。

ではでは、グーデンカルロスとはそもそも何ぞや?というところも含めて書いていきたいと思います。

グーデンカルロスというビール

名前の由来は神聖ローマ皇帝

グーデンカルロスは、ベルギーのビールです。
ベルギーのメッヘレン市(Mechelen)にある「ヘット・アンケル醸造所(HET ANKER)」で作られています。

そしてグーデンカルロスという名前ですが、これは英語にするとGOLDEN KARLとなります。メッヘレンはカール5世が少年時代を過ごした街だったので、カール5世の金貨にちなんでこうした名前が付けられたのです。

ちなみにヘット・アンケル醸造所ですが、ビールだけでなくウィスキーも作っています。
レストランもあるし、なんと醸造所内にホテルもあるんです。

visit mechelen

そして、兵庫県伊丹市にある小西酒造株式会社の日本酒もこのヘット・アンケル醸造所で売られています。

https://www.hetanker.be/nl/onze-producten

小西酒造の方でもグーデンカルロスを売っていて、実は今回私がグーデンカルロスのクリスマスビールを購入したのも、この小西酒造のお店でした。

ちなみに、小西酒造は他にもさまざまなベルギービールを販売しています。

https://www.konishi.be

以下の記事では、小西酒造で作られているKONISHIビールについて、ちょこっと紹介しています!


グーデンカルロスにはいろいろな種類がある!

さて、グーデンカルロスの話に戻りますが、このビールにはクラシック、トリプル、インペリアルダーク、アンブリオなど、さまざまな種類があります。

私はクラシックを飲んだことがあります。
このあと書くクリスマスビールの感想にも絡んでくるので、クラシックを飲んだ印象をちょっと書かせてください。

https://www.hetanker.be/nl/gouden-carolus-classic

グーデンカルロスクラシックは、ツンとした酸味のようなものがありながらも重厚感たっぷりで、カラメル感のある「もわっ」とした重さが印象的でした。

ちょっと油断して飲むとむせちゃいそうな感じ。
アルコールに弱い人だと香りだけでも酔っちゃうかも。そんな重厚さ、ガツンとした感じがあります。
(一番最近飲んだのがちょっと古かった可能性があるので余計そう感じたのかも。また飲んだら感想書きます。)

と、こんなふうに書くと筆者は嫌いなのか?と思われるかもしれませんが、大好きです。

基本的にワインでもコーヒーでもガツンと重めが好きなので、好みが同じ人にはとってもおすすめ。

ただ、ライトな飲みごこちが好きな人はちょっと気をつけてくださいって感じです。

クリスマスビールのお味は?

色・苦さ・アルコール度数は?

ではいよいよ、クリスマスビールのお話に移りましょう。
まず気になるのがラベルですよね。こちらです!

サンタ帽を被ったカルロス?がトナカイに乗って夜空を駆けているイラストになっています。

今回はシメイの聖杯型グラスで飲みました。ご覧の通りしっかり黒いです。
ビールの色を表す指標にEBC(European Brewery Convention)というものがあって、数字が大きいほど暗い色になるんですが、このクリスマスビールは80。ギネスなどのスタウトのEBCが69なので、それを思うと本当に暗い色です。

アルコールは10.5%、苦さを表すIBU(International Bitterness Units)は16。
ヴァイツェンのIBUが10~15、ピルスナーだと25~40なので、あまり苦くないことがわかりますね。ちなみにIPAのIBUは50~70です。

公式サイトによると、8月に醸造され、その後しばらく熟成されているそう。

3種類のホップと6種類のハーブ・スパイスが使われていて、ビールの裏ラベルを見てみるとオレンジピール、コリアンダー、カモミール、スペインカンゾウ、アニス、リコリスの記載がありました。

(やっとこさ)味の感想

さてさていよいよお味ですけれども。
まず香り。これがとっても独特でした。カモミールなのかな、ちょっと青っぽい、すーっとするようなお花の香りが前面に出ていました。

ちょっとアロマオイルのような香り。私はアロマ系のすーっとしてて青っぽい香りが大好きなので、なんかもうずっと嗅いどきたい…って思いました。

で、飲んでみると、味も香りそのままです。ただ、青っぽいお花の香りの中に、グーデンカルロスクラシックを思わせるカラメルで芳醇な味が隠れています。

グーデンカルロスクラシックは先ほど書いた通りとても濃い味わいなので、やっぱりちょっと鼻血出そうな鼻に来る感じがあるんですが、それはほんの一瞬の話で、カモミールその他スパイスの味がその重さをうまく軽やかにしてくれていました。

グーデンカルロスクラシックの重さ、芳醇さはしっかり味わえるのに、なぜか軽やかでスルスル飲めちゃう、鼻血が出そうな芳醇さとすーっとした青っぽさがバランスよく鼻に抜ける不思議なクセになる味でした。

強烈な芳醇さを、ハーブのスーッとした感じが上手に沈静してくれるような感じ。

いや〜美味しかった〜!
グーデンカルロスシリーズ、他も飲んでみたくなりました。


参考


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?