『諦めさせないGKの世界を作る』
2020年9月にサッカー界に戻り、日本におけるGKを取り巻く環境があまりにも整備されていない部分に愕然としました。
現役時代から感じていたコーチ不足や、コーチがいたとしても選手の充実度の低さ・・・
コーチ自身も教える事への確固たる自信が持てないでいる・・・
そんな中、私は18年間のプロ選手としてのキャリアを基に指導現場に降り立ちました。
基本技術の徹底を掲げ、SNSで発信をしながら現場での指導を行ってきました。
自らのキャリアが壁となり、本当に届けたい選手達に私の声が届かない事も学びました。
そんな試行錯誤の中、実際に目の当たりにしたGKを取り巻く環境の中で、私が一番残念に思った部分が、身長を始めとした身体能力によってGKを諦めてしまう選手や、育成できないが故にGKを諦めさせてしまう現状でした。
『諦めさせないGKの世界を作る』
身近にGKコーチがいなかったり
ライバルにどうしても勝つ方法がわからなくなり
『自分なんてもうだめだ・・・』
と、GKを諦める選手をたくさんみてきました。
また、そんな選手に気づかずに見過ごしてしまいGKをやめてしまってから後悔するコーチもたくさんみてきました。
その現状をこの1年間、目の当たりにして私は感じたのです。
『諦める必要はない!手段はたくさんある!』と。
その手段の一つとして高木がいるんだよ、と伝えたい。
高木がそんな選手たちの受け皿として待ち構えたい。
私は、この1年間でそう感じたのです。
キーパーを諦めさせない世界を作る。
そのためにはどうすればいいか?
日本のGKの地位や価値を上げる。
日本の練習環境の中で人工芝のグラウンドも少しずつ増えてきていますが
まだまだ土のグラウンドが多いのが現状です。
また、人工芝だからといって油断はできません。
カッチカチの人工芝や、芝がはげていたり穴があいていたり・・・
ヨーロッパの多くの国では天然芝で幼少期から思い切り飛ぶことができます。
GKを始める環境が世界と圧倒的な差がついてしまっているのが事実なわけです。
その結果、日本でGKといえば
「痛い」「危険」「汚い」
のイメージがいつまでも変わらずでGK人気が上がらない要因となってしまっています。
日本においてGKの『地位や価値』が上がれば
ヨーロッパのように
『一番人気のあるポジション=GK』
となり、GKを取り巻く環境が必然と良くなっていきます。
それと共にGKコーチの地位や価値も上がればコーチの人数も増えて
選手の受け皿が多くなり、GKコーチがいないという根本的な悩みが解消されていきます。
しかし、無い物ねだりで環境が変わるのを手を小招き、待つだけで良いのか?
今出来ることがきっとあるはずだ!
GKの本来の仕事である「ゴールを守る」をもう一度見つめ直す。
GKの仕事って、なんだ?
パントキックが上手い事?足元が巧い事?
ペナルティエリアを飛び出だす守備範囲?
現代サッカーにおいて、GKの役割は確実に増えています。
その弊害として
GKからのフィードの重要性を勘違いしたキックエゴイストを生み出してしまう・・・
足元を求められ、無理にでも繋ぐ選択をしてしまい失点に繋がってしまう・・・
守備範囲の広さとポジショニングの悪さが混在してしまい超ロングシュートを許してしまう・・・
我々GKの本来一番重きを置かなくてはならないのは
『四角いゴールを守ることではないのか?』
サッカー界を引退して、そしてGKを外から見た私は自問自答しました。
自分の経験+αを常に探求し後世に伝えていく。
私の選手人生の18年間の経験は大きな財産となり、指導現場で大きな力になると信じています。
しかし、時代は1日1日進みます。
今までのキャリアで積み上げたものはいつの間にかに時代遅れになることもあるでしょう。
これがまず、サッカーの現場に戻り感じたことであり、18年のキャリアが時には邪魔になることを知りました。
私が指導現場で発する言葉や内容が誰にとっても大事な基本技術を説明しても
『プロになった人だから出来るんでしょ?』
と捉えられてしまうことが多々ありました。
その為にも、自分が積み重ねてきたGKにとって
一番大切な基本技術をベースとした考え方が
「高木式GKメソッド」
であり、加えて時代に合わせた指導法や新しい技術を自分自信が学び続け、これからのGKの未来へ還元していきます。
日本中の全てのGKに高木式GKメソッドを届ける。
背が小さいからGK諦めた方がいいよ・・・
お前じゃあいつに勝てないからフィールドプレイヤーに転向しないか?
さまざまな理由で諦めてきたGK達がいる。
この1年間でみてきた現状。
選手たちとの関わってきた時間。
これらの体験があったからこそ、今の活動に辿り着いたのです。
背が低くても、ライバルに勝てないと言われても自分自身がどのプレーを磨けば良いのかを、経験をもとに伝えます。
手の届かないところを必死に取る練習よりも、手の届く範囲をまず確実に取れるようになろう!
手の届く範囲というのは全てのGKにとって平等な考え方だよね?
手の届く範囲だからこそ基本技術が大事になります。
週末テレビで見るサッカーの失点シーンを注目してみよう。
手の届く範囲をどれだけやられているのか・・・
そこにはトッププロの様々な駆け引きがあるのも事実ですが
その舞台にいた私が至った結論が「今の発信活動」です。
日本をGK大国にする。
日本をGK大国にする!
よく聞く言葉だよね。
でも、これを本気で体感している子供達や指導者はどのくらいいるのかな?
何をもって大国というのか・・・
サッカーを始めたときに用意するもの
大体の人はボールとスパイクだよね!
そんな初期セットにGKグローブが自然に入ってきたら、日本においてGKの立ち位置は今とは比べ物にならないくらい人気ポジションになっているだろう。
そして今の国内リーグは素晴らしい外国人GKの活躍が目立つ。
正直悔しい・・・
日本のGKのレベルが上がることによって、海外リーグでの日本人GKの評価が上がり、GK=日本の時代が来るその日を目指して。
”GKコーチが身近にいない”
その子達を『諦めさせないGKの世界を作る』
2021年8月8日、明日の夜に新しいホームページを公開します!
現在高木義成が行っている活動が一目でわかる
素敵なホームページになりました!
お楽しみに!!!
(最後に)
もし、今回の記事に共感頂けましたら、
今以上にゴールキーパーたちへ届けたいので
下記のツイートの拡散or引用RTで
本記事のご感想を頂けますと嬉しいです。
↓画像タップでTwitterに移動します↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?