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再検診の再検診の結果

前回のあらすじ。
今年2月に県の定期検診で『子宮筋腫』が見つかってしまった私は、今月再検診を受けた。
しかし、卵巣に異常がある可能性が浮上してしまう。
急遽MRI検査を受けることとなり、結果がわかるのは10日後以降。
はたして、卵巣に異常は見つかってしまうのか。それとも子宮筋腫なのか…!


今日結果が告知された。
MRIで自分の胸より下部分を横から見た画像と、下腹部の輪切りになった画像がモニターに映された。

【横からの図】←正面/背中→ (赤い部分が筋腫)



画像を見て、背中から汗がどっと出た。なんだこのデカいやつ。

どうやらこれが筋腫らしい。
2月の時点では3cmほどと聞かされていたが、実際は5cmほどあることがわかった。
子宮の外側にあったため、経腟エコーではわからなかったのだろう。

横からの図を指しながら先生が、「便秘とかありますか?ここが直腸なんですけど、少し圧迫しているんですよね」

ほ、本当だ…

けれど、私は全然快便だったのでそれを先生に伝えた。

「それならよかったです!あとですね…ここが卵巣なんですけど」
輪切りの画像をコマ送りのようにして見せられた。

左側の卵巣部分に白い影が4〜5個ほどある。

あ〜〜結果から言ってほしい〜〜〜。
何かの病気なの?手術とか治療が今すぐいるの?どうなの?無いからこそのゆとりなの?
そう思ったが勿論言えない。きっと順序があるのだろう。

「卵巣嚢腫がいくつかあるんですよね。でも○○さんはまだ若いのでナントカカントカ(まだ若いから大丈夫的なことを言われた気がする)」

『卵巣嚢腫』また怖い文字だが、再検診の再検診後に卵巣にまつわる病気をなんとなく調べていたので、90%が良性ということを知っていた。
40歳頃から卵巣がんになる場合があるため注意がいるらしい。
先生が言った「まだ若いから」とは、それにまつわることだったのだろう。

とはいえ、『卵巣嚢腫』という言葉に軽く頭を打たれてしまったので、「多くないですか?大きさとかは?これくらいは問題ないんですか?」などと掘り下げることができなかった。
「でも大丈夫って言ってるからいいか…」とその場で飲み込んでしまう。
こうしたことが病院にはつきものだ。
私はあまり病院が好きではない。
好きな人がいるかどうかはさておき、アウェー感が強くて、日常会話であればスッと思い浮かびそうな質問も、病院ではなかなか聞くことができない。

生理もあまり重くなく、周期も安定しているから、また半年後に検診へ来てくださいと言われた。

あ、そうなの。

「要するに、子宮筋腫が思ったよりも大きかっただけで、卵巣には異常はない…ということですか?」ここは大事。曖昧にせず再確認したい。

「そうですねー!ただ、生理が来ると筋腫が大きくなる傾向があるので、なにか異常を感じたら診察に来てください」

結論、2月の検診結果と変わらず、『漿膜下(しょうまくか)筋腫』だった。

よかった〜

よかったのか?
凄く直腸を圧迫していそうに見えたけど、本当に半年後でいいの?
それに、なんだよ卵巣嚢腫って。
なんだよ、卵巣嚢腫って!
なぜ卵巣嚢腫がどういった物か説明してくれないんだ。
「みなさんご存知卵巣嚢腫!」前提で言われても困る。

2月の検診の時も「子宮の外にある筋腫」と言われたが、子宮の外isどこと思った。
今月の再検診では「これが漿膜下筋腫といって〜」と、子宮筋腫の図を用いて説明された。
そういった図があったのかい!あの時も見せて欲しかった。

午後から仕事をするため、まっすぐ家へと向かったが、道中でモヤモヤが止まらなかった。
結果として、今すぐ治療が必要な症状ではなかったが、こんなに曖昧な状態で帰ることになるなら、再検診なんてしなければよかったとすら思った。
8,200円(再検診代)払って不安を買ったような気持ち。
予想よりも大きかった筋腫、初登場の卵巣嚢腫。これらが今後大きくなったり、悪化したらどうなるのか。
どういった治療をするのか。そんなことを考えたり、心配する必要がないとして、なぜ心配する必要がないのか。いつから心配すればいいのか。
そもそも「便秘ありますか?」の質問だって、何日以上排便がなければ便秘かなんて、全員が知っているのか。
「生理重くないですか?」とか聞かれたけど、しらねーよ!他人と比べたことないよ。どれくらいが多いのか少ないのか教えてよ。痛みのことなら比較できないからわからないよ!

怒っていますね。でも、これら全ては私の一方的なわがままで、その場で聞くことができなかった私が悪い。わかっているわかっている。

病院・病気といったことに慣れていない私が、人生で初めて自覚した体の異変になるわけだが、プロ目線では違うのだろう。
命に関わるものではなく、今すぐどうにかなるものではない症状に対してはあまり掘り下げないのかもしれない。

うーん、でもなぁ。
こうなるくらいなら「手術しましょう!」と言われて、治療にシフトしてほしかったような。
筋腫があると知る前と何も変わらずに生きているはずなのに、今はいつ爆発するかわからない爆弾を抱えているような気分だ。
また半年後に検診か…。

こうしたことを経て、病気や病院にも慣れていくのだろうか。

昼食に昨日作ったカレーを食べた。
ルーを入れる前に肉じゃがのような和風な下味をつけたのが良かったのか、じゃがいもやにんじんの甘さがより出ていて美味しかった。
仕事はあまりやる気が出ずだったので、明日から挽回したいと思う。
来週末はついに旅行だ。それまでになるべく嫌なことは片付けておきたい。


文句も垂れてしまいましたが、何事も早期発見がいいですからね。
MRI検査をすぐ提案してくれた先生に感謝もしているし、いつか検診を受けてよかったと思う日が来ると思います。
次回は先生にあれこれ聞けるように頑張ろう…早く病院慣れしたいです。
みなさんも定期検診にはなるべく行きましょう!

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