見出し画像

親の恩に報いるには。

もう久しく親の顔を直接見ていない。
コロナの影響もあり、1年以上、日本に帰れないのは人生で初めてである。

そして昨夜、
親の顔を夢で見て、朝6時にハッと目覚めた。
「親孝行せねば」

しかし同時に、現代に生きる僕たちにとって、
「親孝行」とは何を指すのだろうかを考えるようになり、
自分なりに親孝行について少しまとめてみたのでシェアしたい。

まず、親孝行の起源から

●親孝行の起源とは
親孝行は、人間ならだれでも持っている自然な感情に基づく行為のように思われるかもしれませんが、実は東洋思想に特有の倫理観であり、その起源は古代中国にさかのぼります。『常用字釈』(白川静著)によると、もともと「孝」の字は「老」の上の部分と「子」を組み合わせた形であると解釈され、子どもが老人によく仕えることを意味します。孔子に始まる儒家は「孝」を基本の徳目として最も重んじ、「孝は百行の本(もと)」、すなわち孝行は全ての善行の根本であるとされました。 引用:https://www.tempstaff.co.jp/magazine/ningenryoku/vol34.html

ふむふむ。
親孝行の起源について考えたことなかったけど、古代中国からの思想というわけね。中国に来てから、子が親に尽くす姿をよく見てきたので、痛くわかる(例:結婚して子供を育てて、親のために家を買ってあげて、などなど)。

逆に今の日本の親孝行は、中国の慣習と比べて、「物を与える」よりも「感謝の気持ちを伝える」ことの方が主流になってきている気がする。それは日本という国自身が貧しくなったせいか、都市人口集中で、核家族→単身世帯が増えたせいなのかはわからない。

まぁとにかく、

自分の中での親が喜ぶ「現代の親孝行」について、3つ、考えてみた。


1. 親を大切にし、真心・敬意をもって接すること

親という存在そのものを大切に思うこと、親を純粋に敬うこと、親に対して誠実でいることなど、「何かをしてあげたり、買ってあげたりする」ものではないと思います。生活のため、自分を育てるために、尽力してくれた親に改めて感謝する、敬う心を常に持つことかなと思います。

2. 親の気持ちを考えて行動すること

親の立場になって、親の気持ちを考えて行動すること。とは言っても、親のいう通りにしていては、道を誤ることもあるので笑、親に極力心配をかけないよう心がけたり、たまに声を聞かせたりすることで親を安心させてあげることかな、と思います。


3. 自分自身が日々幸せに生きること

現代的解釈になるかもしれませんが、自分自身(子供自身)が幸せであることです。子供がいくつになっても、親の一番の幸せは子供が幸せであることだと思います。誰も自分の子供には嫌な目にあってほしくない、親はいつも心配の眼差しで子を見ています(子供への甘やかしが、その子供の将来にとって良いか悪いかは置いといて)。不摂生せず健康でいること、人様に迷惑をかけず幸せで生きてること、それが別れば、親も喜んでくれると思います(少なからず、僕はそう信じて、海外移住を決めました笑)

とまぁ、色々書いてきましたが、逆に、子供が親に対して考える、4つの親孝行なるものがあるらしい。最後にそれを紹介します。

1. 旅行
子供の頃に自分が旅行に連れて行ってもらった経験があるなら、それを親にしてあげたいという人も多いのではないでしょうか。僕の場合は、両親が海外にあまり行ったことがないというので、いつか連れて行ってあげれたらと思ってます。

2. 結婚
ライフスタイルや価値観が多様化した現代では、結婚しないという選択肢も当たり前なりましたが、親としては、やはり子供には人生のパートナーを見つけて欲しいと思うものです。ここに関しては、ノーコメントでいきたいと思います笑

3. 孫
結婚の次は孫ですね。まぁ、子供が親に対して思う以上に、親の方から「孫の顔が見たい」と希望する事例は多いかと思います(実際、我が家では「あーあ、このままやと、孫の顔も見られへんわ」なんてボヤかれますw)。孫ができる(=自分の子供も親になる)というのは親にとっては感慨深いものがあるのでしょう。

4. 老後
子供自身、親の老後のお世話をすることで、親孝行したいという考えもあります。これまでの感謝の気持ちを込め、少しでも恩を返していくということですね。僕としては、老後待たずして、できることはやってあげたいとは思いますが、それがなかなか難しい。


でも今、僕が頑張っている姿をネットやテレビを通して、見せることができている(と信じている)ので、これからも現代のやり方で、自分の社会に対する貢献や、親が子供を自慢に思うような存在あれるように、そして僕自身が楽しく幸せに生きられるように、これからも精進していきたいものです。

あ、

ネットを通してと言えば、

最近、中国で一番有名な日本人インフルエンサーである竹内亮さんの人気ドキュメンタリー番組「私がここに住む理由(中国語名:我住在这里的理由)」にて、僕の深センでの暮らしを取り上げていただきました。もしよければ、ご覧ください。

PS: 僕の母はNHKのドキュメンタリーが大好きなので、NHKのドキュメンタリーのディレクターをされていた竹内亮さんに、今回取り上げていただけたことをとても光栄に思います。

「親孝行、したい時分に親はなし、石に布団は着せられず」

それでは。

相互フォローしましょう✨