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OUTPUT and INPUT

何かを学習したいと思った時、それを本当に自分のものにしたいのならば、必ずインプットとアウトプットの作業が必要です。
学生でしたら「授業→試験」という流れがあったので必ずインプットとアウトプットがセットになっていましたが、社会人の皆さんはどうですか?
アウトプットってしてます?
恐らく相当機会が減ってますよね?
今回はそんな蔑ろにされがちなアウトプットについてざっくり書いていこうと思います。

参考文献「学びを結果に変えるアウトプット大全

インプットとアウトプットの区分わけ

学習工程には「読む」「聞く」「見る」などのインプット作業と「書く」「話す」「実践」などのアウトプット作業があります。
「本を買って読む」は勿論インプットですし、「読書感想文を書く」はアウトプットに分類されるわけです。

もう少し書き出すと

講義を受ける→インプット
映画を見る→インプット
英単語カードを見て暗記をする→インプット
試験問題を解く→アウトプット
グループ討論→アウトプット
ノートをまとめる→アウトプット

という感じです。
「インプットとアウトプット」、日本語に直訳すると「入力と出力」。
人によって捉え方は違いますが、今回は「受動的な学習と能動的な学習」という意味で話を進めていきたいと思います。

どっちが大事?

今回のnoteは「学びを結果に変えるアウトプット大全」という本を参考にさせてもらっていますが、この本では以下のような2人の例が出ています。

・3冊読んで3冊アウトプットする人
・10冊読んで1冊もアウトプットをしない人

どちらの学習者の方が記憶の定着率が良かったと思いますか?
答えは前者。つまり「3冊読んで3冊アウトプットする人」です。

無価値とまでは言いませんが、毎日読書をするだけでは効果が低く、逆に月に1,2冊しか読まなくともノートにまとめたり人に話したりしている人の方が結果的に効果は高いというわけです。

多くの人はインプットの方を精力的に行いますが実はアウトプットの方が重要なのです。
その比率に関して、この本では下記のように書かれていました。

【インプット:アウトプット】の比率

【3:7】

単純に時間で表せるものではありませんが3時間読んだら7時間話したりまとめたりする感じですかね。

それにしても思った以上にアウトプットの比率が多くないですか? 自分に当てはめてもここまでのアウトプット量は維持できていません。

更に筆者はこのアウトプットに関して「3:7を維持した上で1つのテーマに関して2週間のうちに3回以上アウトプットをお勧めする」と書いています。
この頻度で実践することで短期記憶から長期記憶に変わり、自分の身になっていくというわけです。

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アウトプット力を高めるために

能力を高めるために1人で出来る7つのトレーニングを紹介しておきます。

1.日記を書く。
2.健康について記録する。
3.読書感想文を書く。
4.情報発信をする。
5.SNSに書く。
6.ブログを書く。
7.趣味について書く。

1人で出来るものをまとめたので話すことに関しては省きましたので、書くことと発信することに集約されました。
日記などの記録はストレス発散や幸福度アップ、自己洞察力アップの効果が確認されているのでお勧めです。
僕的な書き方のお勧めは「自分のBeforeAfter +気づき」というフォーマットで書くこと。こうするとセルフフィードバックができちゃうわけです。
あと注目するところは発信していくという部分ですね。人に説明するように書くことで、議論している時と同じような効果が得られます。
これは今まさに僕が体験していることですが、本の内容がスイスイ頭に入ってきます。今までの読むだけ学習よりかなり効率的です。

皆さんも、ひとつでも良いので実践してみてください。

最後に

この図って見たことありますか?

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ラーニングピラミッドというもので、学習する上での定着率の高いのものと低いものを表したものです。
1番上の「講義を受ける」の定着率がたったの5%、続いて「読書」や「視聴覚に働きかける学習」も20%以下。
逆に1番下の「他の人に教える」は定着率がなんと90%、「体験」や「討論」は50%を超える定着率です。

気づいている方もいるかもしれませんがこの図、インプットの定着率が低く、アウトプットの定着率が圧倒的であることを表した図なのです。

これだけ差があるのであれば、「アウトプット大全」の作者がインプットよりアウトプットに時間をかけろと促したくなるのも納得ですよね。

まとめ

もしも今読んでいる本があるのであれば、少しで良いのでアウトプットしてみてください。それはSNSでもブログでも日記でもなんでも良いです。
アウトプットするためのインプットはただのインプットより遥かに効率的です。

本も高くはありません。毎月何十冊も買える人は少ないでしょう。
圧倒的なインプット量を得られないのなら、1冊の本からより多くの情報を得る工夫をしてみてください。

意図のある能動的な学習は成果を生み、必ず人生をより豊かなものにしてくれます。

僕は日記から始めてnoteにたどり着きました。
これからもより豊かな人生を求めてアウトプットしていきたいと思います。

楽天ブックス『学びを結果に変えるアウトプット大全』

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