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知識のドーナツ化

「知識のドーナツ化」って?

元タレント上岡龍太郎が作ったとされる言葉。
彼は「僕はしょうもないことはよく覚えてて、大事なところの知識がない。これを僕は『知識のドーナツ化現象』と名付けてます」と話したそうですが,どういうことか分かりますか?

言い換えると「誰も知らないようなマニアックな知識を知っているのに、基本理解が欠如または不十分な状態」のこと。

例えば,パソコンに関してあまり知られていないマニアックな情報を知っているのに,会社勤めしている人なら当たり前のように使えるExcelの表計算が出来ない人とかいませんか?
社会人1年目の時の同期がこれでした。

他にも,サッカーチームの有名ではない控え選手の名前や経歴を事細かに覚えているのに,レギュラーで出ている選手のことはたいして知らないどころかサッカーの試合もたまにしか見ていない人とかいますよね?

知識の中心を知らず,おまけの知識やマニアックな知識ばかり知っている人。こういう人が「知識のドーナツ化した人」であるというわけです。
言い換えると,「中身のない人」と言えるかもしれません。

とはいえ

「知識のドーナツ化」が一概にだめなこととは言えません。

どういうことか?

それは他人にに対して,さも何でも知っているかのように見せる時には有効利用できるからです。

他人を騙す行為になりかねないので多様は推奨は出来ませんが,マニアックな話だけをして,その話を上手く流してしまえば,その分野に関して滅茶苦茶詳しいように見えてしまうという錯覚がおこります。
そして普通の人があまり知らない情報を深く語れる人は,知識の中心部しか知らない他の人からすると特別な人に成り得るわけです。

「特別な人になる」というのは現在の情報社会の中で中心になる為に重要なことです。

「知識の外側を手にして,社会の中心に立つ」

「知識のドーナツ化」目指してみませんか?

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