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ホームパーティーを開催するときの準備のポイント

ホームパーティーなんて言うと恥ずかしい気がしますが、要は「家飲み」の話です。

外食に比べて費用が低い、料理や酒を好きなように決められる、時間制限なくだらだらできる・なんなら寝られる…などの理由で、家飲みは大好きです。
コロナ以降なかなか開催できませんでしたが、7月19日、お友だち2人を家に呼んで、昼から酒盛りをしました。やっぱり楽しい~~!
そのときの様子を2分の動画にしたのがこちらです。

ここでは、私が家飲みするときのポイントをまとめてみようと思います。

◆私が意識している家飲み主催時のポイント
①献立は「前菜5割、メイン3割、デザート1割、〆1割」
②自分でつくる前菜はつくりおきができるもの
③ゲストには酒と前菜を買ってきてもらう(+αでデザート)
④基本は大皿料理、でもピンポイントで個別プレート
⑤メインはその場で仕上げるけど、そこまで手がかからないもの
⑥グラスや取り皿は出しすぎない、必要に応じて使い捨て

①献立は「前菜5割、メイン3割、デザート1割、〆1割」
参加者全員がそれなりに酒を飲むという前提で考えると、だいたい1時間~1時間半くらい経つとみんな酔っぱらい始めます。
逆に言うと、酔っぱらうまでの時間でいかに満足してもらうか、ということになります。写真撮影に関しても同様。だんだんカメラを構える指先がおぼつかなくなり、皿やテーブルも汚くなり、混沌とした祭りに突入してしまうので(それが家飲みの醍醐味ともいえる)、正気を保っているのは前菜までと思ったほうがいい。

前菜とは定義が難しいですが、生ハムやパテなどのシャルキュトリー系、チーズ(余ったらデザートに回してもいい)、サラダ、マリネ、刺身、カルパッチョ、ピンチョス、枝豆などでしょう。

食べ盛りの10代がメインゲストという場合を除いて、家飲みの献立は、こういった前菜をメインで組み立ててることをおすすめします。10代が紛れ込んでいる場合は、別途おにぎりやカレーライスを食べさせるといいでしょう。

②自分でつくる前菜はつくりおきができるもの
では、前菜をどうするか。家飲みの最大禁忌のひとつは、ホストがずっと料理をしていることです。全員でわいわい楽しむためには、前菜の多くをつくりおきしておくことが必勝法です。

もちろんすべてがつくりおきできるわけではありませんが、9割程度つくっておいて、冷蔵庫で冷やし、ゲストが来て上着をかけたり室内見学をしたりしている間に、仕上げをするとよいでしょう。

オードブル原理主義派には糾弾されるかもしれませんが、ポテトチップスやクラッカー、歌舞伎揚げなど、場をもたせる菓子類を用意しておくとかなり安心できます。余っても、帰りにゲストに配って、持って帰ってもらえばよいのです。

③ゲストには酒と前菜を買ってきてもらう(+αでデザート)
割と頑張ってつくった前菜が、幸か不幸かあっという間になくなってしまう…ということがあります。そんなときは②で書いたように菓子類で場をもたせることができますが、ゲストにも前菜を買ってきてもらうと安心できます。とにかく、前菜は多いかな?くらいでちょうどいいのです。シャルキュトリー系やチーズであれば、その日食べきれなくても保存可能です。

自分がゲストとして招かれる場合に、そういった観点でお土産をもっていくのもいいでしょう。おしゃれ缶詰やパウチ系の食品もおすすめです。

また、私はゲストにお酒も買ってきてもらうようにしています。2人来る場合、ひとりがおつまみ、もうひとりがお酒、と指定してお願いすることもあります。よっぽどのとき以外は、メニューの内容を秘密にしすぎず、「餃子がメインだからビールやレモンサワー、ロゼワインを」とか、「和食なので白ワインや日本酒が嬉しい」と伝えた方がいいと思います。

ただ我が家の場合、夫婦ともに大量に飲んでしまうので、ゲストが持参した酒が尽きることを見越したストックを準備しておくようにしています。近所のカクヤスの電話番号を控えておくのもいいでしょう。

お酒をあまり飲まない人がいる場合は、豪華めなデザートがあると、みんな楽しめるというものです。そうでない場合も、飲酒が極まると異様に甘いものを摂取したくなることがあるので、チョコレートやドライフルーツ、アイスクリームがあると、酒のアテとしてもなにかと役立ちます(そして次の酒へ……)。

④基本は大皿料理、でもピンポイントで個別プレート
家飲みをするということは、自分もべろんべろんに酔うということなので、片づけが大変な状況は避けたい。なので、大皿で供するのを基本としています。そのほうが盛りつけも簡単で、かつ映えたりします。

一方で、お店のように、洒落た小皿に盛られた料理があると、やっぱりテンションが上がります。なのでつきだしとして、最初になにかひとつ前菜をサーブするのがおすすめ。この動画の日は、事前につくっておいた茶わん蒸しを冷蔵庫で冷やしておき、小皿に盛って、ウニをのせました。イクラでもいいですし、ただの茶わん蒸しでも十分盛り上がると思います。

ほか、ゼリー仕立てのサラダなんかもきれいですし、冷ややっこに細かく切ったプチトマトをのせ、上からトリュフオリーブオイルをかけてもいいかもしれません。なんなら、クリームチーズときゅうりを爪楊枝でぶっ刺したり、半熟ゆで卵を半分に切って黒コショウをかけたものでも、なんでもいいと思います。
こういった趣向はお店に勝るものなしなので、外食時にアイデアをいただくと楽しいと思います。

⑤メインはその場で仕上げるけど、そこまで手がかからないもの
前述のとおり、メイン料理は献立の3割でOKです。つくっておける煮込み料理だったり、焼くだけのステーキだったり、その場で火を通すけど、事前にある程度準備しておけるものがラクです。野菜と肉を切っておいて、オーブンに入れるだけ、でもそれなりに豪華に見えますし、冬ならわいわいと鍋するのもいいですね。〆と組み合わせてカレーやラザニアもおいしそう。

ちなみに〆は、はっきり言ってなんでもいいと思っています。酔っぱらいは、ニッスイの冷凍焼おにぎり(好き)も大喜びで食べます。「大人の焼きそば」「大人の焼きうどん」などと言って、残りものと適当に麺類を炒め、かつお節をかければ歓声が上がります。

⑥グラスや取り皿は出しすぎない、必要に応じて使い捨て
たとえいい齢をした大人であっても、リラックスして酒を飲むとグラスを倒したり皿をうっかり割ることがあります。また、ホスト自身も酔っぱらっているため、洗っているうちに手が滑って……という悲劇も想像されます。

なので私は、申し訳ないけれど、グラスや皿は最小限にして汚れたら洗ったり、人数が多い場合は使い捨ての紙皿や紙コップを使ったりしています。
とくに小さい子どもがいるときは、紙製やプラスチック製がとても安心です。繰り返しますが前菜までは皆さん正気でしょうので、最初にいい皿を使う、というのも手だと思います。

ほかにもいろいろとありますが、ひとまず大事だと思われるポイントをご紹介しました。四連休でホームパーティー、家飲みする方々もいらっしゃるかと思います。ホスト、ゲストともに気を使いすぎず楽しく過ごしたいですね。

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