ギリケンノート4 (自分にも落ち度があるときの)相手の怒りへの対処

今回は、怒りへの対処、特に(自分にも落ち度があるときの)相手の怒りへの対処を考えていきます。

自分が100%正しいなんていうのはそもそもあり得ないとは思いますが、自分に落ち度があるなと思っているとき、相手の怒りにうまく対応できるのでしょうか?

今回の記事を書いた動機

 簡単に説明すると、自分のアルバイト先でお客さんと私どちら側のミスか結論はよく分からないながらも、お客さんにも私にも落ち度がありつつ、その末にお客さんが私に高圧的に怒りをぶつけてきて、私が恐怖を感じ、震えながら、思考もうまく回らなくなってしまったということが起こりました。
そういったことがこの先起きた場合に、どう対処すればいいかを考えて行こうと思ったのです。

今までの怒りへの対処を振り返る


 私は、相手の怒りが生まれた時とにかく丁寧に対応をして誠意を見せて、忠実な感じにすることで怒りを収めようとしていました。しかし怒っている人はそんなことで怒りを止めないどころか更に怒ってきます。理想はこれで怒りがおさまると考えていたのかもしれません。堂々と思考を回して気持ちを落ち着けて話さないと相手への説明もうまくは出来ないでしょう。そのためには相手の怒りに屈せずにいられる精神状態でなければいけないと思います。

不安や恐怖の感情が強く入り乱れているときに、俯瞰することは出来ない


私は今回のことでお客さんが怒りをぶつけ高圧的に接してきたときに、恐怖を感じていました。こういう時、冷静に、他人事として俯瞰して見るのが理想的な対処なのかもしれませんが、身の危険を感じるような心の動揺が起きているときに、脳を落ち着かせて普通に思考するというのは難しいと思います。恐怖や不安の感情が入り乱れている状態では、怒っている相手に対して働きかけるでもなく、自分の不安や恐怖の入り乱れた心に働きかけるでもなく、そもそもの心の動揺をどうしたら防ぐことが出来るかを考えなければいけないんだと思いました。


法的な視点で考える

 法律で守られているとざっくり考えてはいるが、どれくらい手厚いのかとか、どういう手段を取るべきかとかが分かっていないから、恐怖や不安が心で入り乱れるという状態に陥るのだと思いました。殴られたらお金が入る(自分が低姿勢である必要がある、喧嘩をふっかけたら駄目)ということをしっかりと認識しておけば、殴られたら儲けものくらいで構えられるので、まず身の恐怖を緩和することが出来るでしょう。具体的にどれくらいお金が貰えるかなどしっかりと調べておけば更に精神的に良くなると思いました。

体の強さを考える

 法の観点で考えることをちゃんとやるのがまず大事なんだなと思いましたが、お金が貰えてもその後障害が残るほどの暴力がふるわれたらひとたまりもありません。そのために、体を強くしておけば殴られる耐性がつくのではないかと考えました。ボクシングなどの格闘技で、自分の体を強くし、被害を最小限に抑える努力をするのも有効だと思います。

共感しすぎる自分がいる


 更に、自分は相手の言い分に対して共感しすぎるところがあります。これでは自分にも落ち度があるどころか、自分が100%悪いのだと思い込んでしまうでしょう。相手の話を聞いたときに、その枠組みが成立しているかを考え、それを追求していったときにもし自分が悪いとなってもそれを恐れないで受け入れる勇気が大事な気がします。これ以上追及したら負けるかもしれないではなく、今回起こったことを順を追って整理していき、何が原因だったのか一緒に考えて行くくらいで、次に生かす反省点を見つけて行くという感じで考えるといいかもしれません。もちろんこれをするためには相手が怒っていて自分が感じている恐怖とかを上の対処である程度抑えていないといけないだろうし、話しが通じる相手でもなさそうなので整理することもままならないかもしれませんが、解決のためには一つ一つ紐をほどいていくしかないと思います。


ちゃんとした反省はまだ終わってない


相手も自分も冷静じゃない中での話し合いの結果なので、歪んだ結論が導き出されていても仕方がないと思います。そこで言い負かしたとか、逆に言い負かされたとか考えても仕方がないと思います。
もう一度を落ち着いたうえで、お互いが最善で対応した場合の流れでは普通どういう掛け合いが行われるのか、そして今回の事例の手順はどこでその手順から逸れて、それは何故起きたのか、どんなところにバイアスがかかり勘違いをしていたか、また、バイアスが掛かったのならその原因は普段と何か違いがあったのかというように、違いを探していき、正しい手順から逸れた時は、間違いが起こりやすいから気を付けようと次への学びに繋げていくのが良いと思います。
また、ミスしやすい状態をつくっていまうのには理由があるんだろうなとお互いの背景を考え、次に怒りを持った人間に出会ったときは、相手の怒りを、自分のミスの大きさだけで怒ってるわけではなく、相手の持ってる背景まで考え、大体自分のミス20%で残り80%は多分相手に事情があるんだろうなと考えて接すると、自分のミスだけで怒ってるんだとパニックにならずに落ち着きやすさも変わってくるのかもしれません。

今回は相手に怒りをぶつけられた時のための準備が必要という事、そしてその後の一人で向き合う反省(相談相手がいるなら相談するのもあり)をして自分のミスの割合と相手のミスの割合を出し、次にミスした時にこのミスは大体これくらい自分が悪いけど残りは相手やその背景にあるなと考えておくのが良いと思いました。

フィードバック
23/8/15
・お客さんや店員、町ですれ違う人とか、接する人に対して、対応するときかなり堂々とすることが出来る感覚は感じられる。

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