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自分と対話ノート

写真は15年前、自分との対話ノートをスタートした時の文章です。


もうかれこれジュエリーデザインで仕事をさせていただくようになって5年以上経ちます。


そもそも大学は美大の建築デザインを専攻していました。

卒業後環境系デザイン事務所に就職できたのですが
バブルのあおりで3年で退社。

私、もともと男性性エネルギー優位な方で、
またその頃の時代の風潮も相まって
男性と同じように働くことが自分の道なんだ!それが自立なんだ。って思いこんでいた節がありました。

ところが、当時付き合っていた彼氏との間に赤ちゃんができまして、
前向きに結婚して出産しようと決めたわけですが、生まれた子にたくさんの障害がありました。

この障害をもった息子のめちゃくちゃ濃い子育てをすることになり、思ったように自分の時間が取れない長い時が続きました。仕事や自分の活動どころではありませんでした。

息子が中学生くらいになり、学校の送り迎えが落ち着いた頃、

自分が自分らしく活動し、稼ぎ、自分もまわりも幸せになる活動は何だろう。

私、これから何を目指していけばいいのかな。。。

と本格的に自分のノートと向き合いはじめました。

息子を送った後、タリーズに1人で行ってノートに向かうのが段々楽しみになっていきました。



今のデザインのお仕事も、まさしくその自分対話ノートから生まれました。

やりたいことは何?→デザイン。イメージを形にしたい→じゃあ建築や空間でなくてもいいんじゃない?→あ。じゃあジュエリーデザインいいかも。

みたいな感じで。(上の写真の時はまだジュエリーの話が出てませんが)

そうしてはじまったジュエリーデザイナーへの道と、自分との対話ノートなのですが、
1からスタートしたジュエリー業、最初から思ったようにはいきません。

ストレスを感じた時は、ノートに向かう自分がいました。

だからと言ってその時答えがノート上で出たわけじゃないけど

でも

今 過去のノートを読むと驚くことが多いです。

私いつも同じこと言ってるなあ。
とか
これ簡単に実現できたよな。
とか
これはみんなできてるけど私には難しいなあ。
とか。。。


自分の思いをノートにブチまげるって本当に大切だなって思います。


書いていくうちに出てくるというとこがいいです。

活動をスタートするためのきっかけ、資源は必ず今足元にある!
じゃあそれは何だろう

これまで楽しかったこと。

たいして頑張ってないのにやったら褒められたこと

なんでも思いついたまま書いていきます。

それから
(大体それはダンナが多いんですけど)ムカついたこと→なんでムカついたの?
などなどそういうネガティブなことも思いつくまま書いていきます。

そうして振り返った時に

一見関係ないような例えば『旦那との喧嘩』や、『子育てのジレンマ』などの過去の想いが点、点、となってそれが今の活動に必要なことだったんだ!と気付かされるのもこのノートからです。


最初はなんでもいいと思います。
文句打ちまげノートでもいいと思う。

まあ一時間くらい向かい合った方がいいと思います。
やはり集中して入っていくのにある程度時間が必要だから。

書いたあとちょっとスッキリして前向きになれるところも好きです。

自分を知ることって本当に大切なんだけど、結構難しいことだと思います。

そういった意味で
この自分向かい合いノートの蓄積(もう15年くらいになります)
は自分を知る上ではとても参考になりますよー

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