【ジラーフ流仕事術】⑭改善活動のコツ(1286 文字)
🦒業務時間の半分は無駄な時間
仕事が早くなるのは簡単です。なぜなら業務時間の半分以上は、物探しや持ち運び、移動、待ち時間などに費やしてるからです。①今使うもの以外は片付ける。②文具、道具は取り置きし易いところで置き場所を決める。③手や足の動く距離は最短にする、などして無駄を一つ一つ省けば大きな時間短縮になります。「塵も積もれば山となる」です。
🦒仕事の8割は付加価値がない
ネジ止め作業で商品に価値が加わるのはいつでしょう?ネジや工具を取るのは準備作業なのでNO。ではネジを絞めている時でしょうか?これもNOです。答えはネジが締まる最後の一瞬のみです。それまでの作業はネジを「運搬している」にすぎません。つまり無駄でない必要な仕事の中にも価値を生み出していない時間が多く含まれているのです。どんな仕事でも付加価値のない作業や業務を創意工夫で減らしていきましょう。
🦒パレートの法則(2:8の法則)
全ての問題を解決しようとしてませんか?時間と労力には限りがありますので効果的な攻め所に絞りましょう。多くの場合、物事にはパレートの法則が成立します。例えば、2割の顧客で8割の売上額を占める。2割の部品不良が製品不良の8割を占める、2割の商品で在庫面積の8割を占めるなどです。そのパターンを見出せば全てに対応しなくても2~3割対応すれば問題の大部分を解決できることが分かります。問題解決する方法も効率化が必要なのです。
🦒改善の着眼点「ECRS」
改善にはコツがあります。以下の順で業務を見直すと効果が大きくなります。
Eliminate(無くせないか、やめられないか)
Combine(まとめられないか)
Rearrange(順序や場所を替えられないか)
Simplify(簡素化、単純化できないか)
一度この観点で業務を見直してみてください。
🦒ヤメル・ヘラス・カエル🐸
改善のECRSがしっくりこない方は、「ヤメル・ヘラス・カエル」と覚えるのがオススメです。どんな仕事でも止められる事、減らせる事、変えられる事があります。そうやって創意工夫で少しずつ余力を蓄えていくことが大切です。
🦒新しい業務は改善のチャンス
まずは教わった通りに一通りの業務をしばらくやりましょう。疑問が有れば確認しましょう。そうしていくとベテランが慣れて気付かないムダに気が付くはずです。それを創意と工夫で改善していきましょう。
🦒PDCAサイクルとは?
業務改善の進め方の原則の事です。
P(PLAN)計画 →D(DO)実行 →C(CHECK)確認 →A(ACTION)改善
の4ステップをクルクル回す事で効果的に改善できます。よくある「やりっぱなし」を避けるためにPDCAサイクルを回す事はとても有効です。
🦒コスト≦効果なら迷わず改善する
「大して変わらないから…」「今月で終わりだから…」と言って改善を面倒がってはいませんか?例え、改善効果がわずかであっても、いえ、差引ゼロであってもやった方がいいです。何故ならやればそれだけ経験値が上がるからです。
= ジラフ流仕事術 完 =
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