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社会人としての能力がまだまだ未熟

つい最近東京に行く機会があった。
以前LAでシェアハウスをしていた際に同居していたメンバーや、私が入居する以前にその家にいたメンバーなど、その家を中心に関わりのある人々が集まって飲む日があったからだ。久々の顔ぶれに会うことができた+私の知らない時代にその家を中心に起きていたエピソードトークを聞く事ができたことで、非常に充実した時間になった。

本来ならばその一日で帰宅してもよかった。
しかし私は東京にせっかく行くならと思い、職場の雰囲気や仕事内容を見せて貰いたいという理由で、ある不動産会社にアポを取り付けた。

その不動産会社とは、個人的に不動産投資を勉強している際に見つけた会社であり、つい最近では私の母の実家に関する件でお世話になっていた。
基本的に実家の話をする際は、その会社で働く一人の社員とのみメールやZOOMなどのリモートで連絡を取らせて貰っていた。おそらくその方が私の担当になってくれたのだと思う。
その不動産会社は東京に事務所がある事もあり、せっかく東京に行く機会があるなら実際の職場に伺いたいと思い、担当社員にダメ元で連絡するとOKの返事をいただいたので、昼休みの1時間だけお時間を貰った。

実際に時間を取って貰って何をしたかったか。
・どんな業界に就職してどんな業務をしてみたいかが決まっていない自分に少しでも光が当たるようにしたい
・不動産業界はブラックな会社が多く、業務も大変で体力的・メンタル的にダウンする人が多いと聞いたので、実際の働いている環境を自分で見てみて確かめたかった
この2点が主な理由だった。

その会社がある付近は、数年前に東京旅行に来た際にエアビで泊まった場所と近く、ほとんど東京に行かないので土地勘が無い人間であるにも関わらず、とても見慣れた光景だったので「この不動産会社と縁を持つことが出来たのも何かの理由があるのかな」と思ったのだった。

実際に会社を伺わせて貰うと快く迎え入れてくれた。そんなに大きいわけではない事務所で、静かな雰囲気の中に黙々と作業をする社員がいるその光景は、今の自分がいる場所にはほど遠いなと緊張したのだった。

実際に伺って何をしたか。
結局はただの雑談を1時間行なっただけだった。というか将来の方針が明確に決まっていない私の仕事相談や悩みなどを社員に聞いて貰ってアドバイスを貰う回になった。
私の後ろでは4.5 人の社員が何の私語も無く作業をしており、職場のピリッとした雰囲気を感じながら、賢い人に人生相談をするこの状況と感覚は本当に初めてだった。
結果として、本当に学びになったし、私のようなものに時間を使ってもらって本当にありがたい所存だった。

しかしそこで改めて思った事がある。
私には社会人力が足りていないと言うことを。

実際に社会に出ている人の言動や行動を見ていて、私自身は23歳であるにも関わらず非常に幼いし無知だと言うことを思い知った。
まず出会った際に当り前にある名刺の受け取り方に関して「どうするんだっけ?」に始まり、お茶が出てきたりした際になんて対応をすることが正解なのか。また、長いこと話していると敬語の使い方はどうだったか分からなくなってくるし、本当の自分を話そうとすればするほど、日頃の話し方や素の自分が出てしまっている事を話している最中に自分で気づく。

友達から言われたことの一つに「あなたが社会で働いている姿が想像できない・誰かに支持されて動いているというより、自分で何かに取り組んでいそう」という意見があったが、実際の社会を目の当たりにして、この見解を身にしみて理解することが出来た。

自分自身の自己紹介に関する記事でも書いたが、就活の準備を通して将来成し遂げたい夢として

①    社長として自分でビジネスを行なう(中心に立ってなにかを動かす、成し遂げる)
②    音楽の世界でキラキラしたステージに出て多くの人を魅了する
この2つがある。
どちらも将来の夢としてはアバウトだが、どちらにも共通して「歴史に良い意味で名前を残せるような人になりたい」という思いがある。

このどちらの目標を叶えるにしても、普通の一般的な社会人よりも社会人力が強くないとこの目標は達成できないと思う。普通ではない職業で生活していこうとするならば、普通の人よりも身なり・発言・態度など様々な事柄で気をつけるべき要素が複数ある。これは本や人から聞いた事で得た知識でもあるし、実際にバンド活動をしていて実感した事でもある。

母親から「人生に一度は就職して社会を経験することが大切であり、就職したならばどれだけ大変でも最低その会社で3年は働かないといけない」とよく言われるのだが、今回の件を通して心から本当にそう思った。

自分自身の未熟さを理解したと共に、自分が成長する上で必要なのは「社会人力」に尽きると思った。

少し話が変わるが、社会人になった同級生の友達と付き合っていると社会人力が自分には足りないと思う。特に友達から「絶対にやりきる」という社会人として当り前の姿を見せつけられた際に、自分はまだまだ子供だなと感じるのだ。

私には親友と呼べるほど仲の良い料理人の友達がいるのだが、彼の尊敬する所に「メリハリ」が挙げられる。どれだけ遊んで疲れていても、次の日にはしっかりと仕事を行なう。
実際つい最近行った長崎・福岡の旅行でも、全ての日程で一日3時間ほどの仮眠しかとっておらずほぼ気絶に近い生活をしていた。実際に起きたのがベットメイキングのチャイムだったと言えばこの事実を分かって貰えるだろうか。
実際その旅行が終わって家に帰ってきて、気絶するように次の日昼まで爆睡したし、身体に無理を利かせすぎて、この記事を書いている今でも体調が良くない。しかしその友人は私が爆睡していたその日の昼から仕事に行っている。
彼からも今の自分に足りないのは社会人力。それも社会人としての責任感のようなものと、物理的な体力が身についていないなと思ったのだった。

「働いている人はみな尊敬できる」というが本当にその通りだと思う。
自分も当り前の事ができる大人になれるように将来を明確にして成長していきたい。

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