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ゼミ論文 テーマなんで会社買う?

サラリーマンは300万円で会社を買いなさい  三戸政和

【図解で本要約】三戸政和「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」 | 雄秀の気まぐれブログ (hophopblog.com)

今回のゼミ卒論のテーマ設定のきっかけになった本。
まずこの本のざっくりとした概要を説明した上で、今回はゼミ卒論の題材をなぜ「会社を買う」にしたのか、その経緯について記載していこうと思う。
ちなみに、上記に貼り付けてあるリンクは、この本をわかりやすく要約しているサイトなので一度読んでみて貰うとより理解できると思う。

改めて私の簡単な概要説明から。
「サラリーマンは300万円で会社を買いなさい」の内容は以下の通り。

現在日本は高齢化社会であり、それによって多くの問題が発生している。例を挙げるなら中小企業の引き継ぎ手不足問題だ。
社長を始めとした経営者を中心に、ほとんどの中小企業で従業員の平均年齢が高齢化しており、今後の会社存続の有無が非常に問われてきている。会社を跡の代に引き継ぐ選択をしても、そもそも引き継ぎ手がいない点を理由に、泣く泣く自分の代で事業をたたまざるを得ない会社が多数あるなど非常に難しい現状だ。
引き継ぎ手不足の理由には「高齢化社会・就職をしたのち終身雇用(少しずつ無くなりつつあるが)・そもそも大学を出て就職することが当り前の認識、みんな右ならえをする日本にはびこった社会構造」など様々存在している。
会社の引き継ぎは死活問題であり、上記でも記載したが、「引き継ぎ手がいない事を理由に多くの会社が廃業せざるを得ない現状」や、国内の日本人ではなく「外資系と呼ばれるお金を持った海外の企業に軒並み買われる」など、待った無しの状態なのだ。
この本のターゲットとして、筆者は4.50代のサラリーマンに向けて記載している。多くのサラリーマンは4.50代で定年退職をするのかどうかなど具体的に今後を考える帰路に立つが、そのまま仕事を続けるor辞めるだけでなく、「引き継ぎ先を探している会社を買ってオーナー社長になることで第二の人生を歩まないか」という選択肢を読者に提示したものとなっている。

上記を踏まえて、ここから先はなぜ私が「会社を買う」をゼミ論文のテーマにしたのか経緯を記載していく。

私は大学三年生の1年間を休学していたのだが、新学期が始まった後、休学している間に行った事をゼミの先生である上久保先生に話す機会を貰った。
別にマンツーマンで話す必要は無かったのだが、話す場を先生に用意して貰ったのは、「単純に先生が好きで話したい」「今までゼミで1年間やってきたゼミのテーマを変更したい」という二つの理由があった。
1時間から2時間ほどお話をさせて貰ったが、とにかく様々な内容で充実した時間だった。私がやってきた事を先生にお話するなかで、上久保先生が話を止める、つまり刺さる部分があり、それが私の読んだ本「サラリーマンは300万円で会社を買いなさい」に関してのことだった。

私はこの本を明確に読んでみたいという気持ちで買ったのではなく、ビジネス書の一つとして勉強しようと思いふと手に取っただけだが、(表紙にホリエモンが絶賛!!と書いていて目にとまった事は内緒にしておく)多くのビジネス書を読んでいた事が功を奏した。
「サラリーマンは300万円で会社を買いなさい」に関して、企業の引き継ぎ先問題に上久保さんは10年ほど前から対応策が必要だという考えを持っていたらしく、10年が経過した今でも全く変わらない日本の現状に疑問符があるようだった。
結果、必然的にポンポン話が進み、そのテーマで研究を始めようということとなった。

私としても「1から何かを始める難しさ」でも述べたが、一から事業を行う難しさとはどんなものなのか身をもって実感していただけに、今後自分で会社を持ってビジネスをする上で、起業以外の選択肢を学ぶという意味でも非常に参考になる本であった事は間違い無い。

何かしらの理由(赤字・跡継ぎ不足など)を要因として売りにでている会社を買収し、オーナー社長として経営していく手段は、起業のように1から形成していく事と違って、そもそも基板ができあがっているので、取り組まなくてはいけない範囲が限定されており、ゴールが明確になることからも、研究する上で明確に目指す場所が見えている点からも良い研究テーマだと自負している。

以上、私がゼミ論文のテーマを「会社を買う」にした理由だ。


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