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外国人の友達を増やすべきだと思う理由

私は外国人の友達を増やすべきだと考えている。
ここでいう「外国人」は、多くの人々が想像する「日本人ではない人」(見た目がアジア人(日本人)でなくて、日本語以外の言語を話す人々)ではない。

私のいう外国人は「日本人ではない人」にプラスして、「見た目は日本人で日本語も話せるが母国語が日本語でない人や、実家が海外にあって日本に住んでいる期間が短い(海外生活が長い人」も指している。その為、見た目が日本人で日本語を話せる人であっても、英語や他言語を話すことができ、

明確な定義はないし、非常に長文でアバウトな捉え方だと思われるかもしれないが許して欲しい。
今回私が指す外国人は、英語を流暢に扱えて海外生活が長い人々という特徴がある。彼らは間違いなく外国人の友達がいるし、日本一筋で海外の事を知らない私達とは違う価値観や考え方を持っている。この点こそが重要だと考えていることから、今回指す外国人は上記とする。

以下 本文

私は普通の公立小学校に6年間通った後、立命館中学校を受験し入学。その後は中学生・高校生と内部進学で進み、立命館大学まで上がり、現在にいたる(現在大学四年生)。
私が所属しているのは政策科学部で、サークルは何も入っていない。その為、グローバル学部や海外生がいるサークルなどに所属したわけではないので、日常的に日本人だけしか関わりがない環境で現在まで過ごしてきた。
そんな環境に置かれている中で、私は外国人の友達がたくさんいる。
これを言うと、多くの人が私の語学力レベルが高いからできる事と言うが、私は英語を全く話す事ができない。
英語力は外国人と付き合う上で関係が無く、ジェスチャーや携帯の翻訳機を使用すれば解決する問題である。結局は外国人の友達を多く作ることが出来る環境に身を置く事が重要であり、その点にだけ注力すれば良いと私は考えているし、少なくとも私はそうしてきた。

日本に生きている以上、外国人と密接に関わる機会は、自らが行動して環境を変化させなければ得られることはできない。
多くの場合、この外国人と密接に関わる環境で生活することができる人々は、日常会話レベルの英語を話す事が可能なはずだ。そのレベルを向上させたいと思うから海外旅行に行くし、そのような環境に身を置きたい友達は自然と似たような人々が集まってくる。
しかし今回特に私が伝えたいのは、日本人との関わりしか無く、英語を話すことができない人々に対して、外国人の友達を増やすべきだと主張したいのだ。英語を使わずとも、外国人の友達を作ることはできる。
ここからは私がどのように外国人の友達を作ることができる環境を手に入れたかを話していく。

私の大学1.2回生はコロナパンデミックの社会問題によって完全に無となっており、楽しい大学生活の根幹を奪われてしまった。そんな中、高校の同級生で同じキャンパスに通いながらも別の学部に通うAくんの話を聞くことになる。彼は私達が入学する際出来たばかりの学部に入っており、その学部はグローバル教養学部と言って、授業が全て英語・見た目は日本人でも海外にルーツを持つ子が多い学部であった。
その為、普段の友達との遊び内容が私の身近な友達との遊びの内容と完全に異なっていた。一言で言うなら「グローバル」が正しいと思う。その学部は家が近くにある日本人であっても寮に入って共同生活を行う事が義務付けられる為、コロナウイルスなど関係無く非常に密度の濃い思い出を作る事ができていた。
彼の話を聞いて私は単純にうらやましいと思ったと同時に、せっかくの大学生活を無駄にせずに面白い話を一緒に作りたいという気持ちから、彼にグローバルの友達と繋げてくれるように懇願し、結果として友達を増やす事ができた。

また、彼からの繋がりだけではなく、他にも様々な場面で外国人の友達を作ってきた。
誰でも可能でわかりやすいのは、海外旅行に行く際に現地の人と交流して友達を作る事がある。私はLAに行く飛行機の中で隣になったユタ州に住む年下の男の子と話して、今では定期的にテレビ電話をするまでの友達になった。また私が去年行った韓国旅行で出会い仲良くなった女の子は、今年ワーキングホリデーを目的として日本に来日している。彼女は日本のどこであっても働く事が可能であったが、私が関西に住んでいることを理由に、東京では無く大阪の難波で生活する事を選んでいる。

他にも、中高で仲良くなった友達と今でも連絡を取っており、その人達が身近で外国人と接点を持って友達になった際は紹介してくれと頼んでいる。最近あったのは、ある大学院に通う男友達から研究を目的に、自分の所属する研究室に数ヶ月日本に来ているフランス人がいると聞き、すぐに会うセッティングをしてもらい、今では気軽にご飯に行くことが出来るまでの仲を作ることができた。

このように、外国人の友達は自分から行動すれば作ることは簡単であるし、私以外のやり方でもっと効率良く作ることも可能なはずだ。私はSNSを利用した友達の作り方はまだ経験が無いが、今の時代出会い系アプリが標準化しているように、SNSを利用して外国人の友達を作る選択はとても良いと考える。ぜひ様々なやり方でトライしてほしい。

ここからはなぜ外国人の友達を作るべきなのか、作ったほうが良いのかについて記載していく。
外国人の友達を増やすべき理由は様々ある。自分の知らない価値観や考え方を学べる・自分の当り前がいかに当り前でないか理解できる・海外に行った際に頼るツテができる・海外の流行を誰よりも早く敏感にキャッチできるなどだ。他にも様々あるが、書き出すとキリがなく書き切れないのでここでは詳細に記載しない。
とにかく一つ言えるのは外国人の友達を作ることで「人生が豊かに楽しくなる」のだ。この点こそ最も重要で意味がある点だと私は考える。

「人生が豊かに楽しくなる」に関連した話として、上記で記載したフランス人の友達の話を具体的にしよう。
私の友達はフランスからきたエンジニアになる夢を持つ留学生の女の子を紹介してくれたが、後日彼女のフランス人友達2人を連れてきて、私・紹介してくれた友達・フランス人3人の計5人で遊ぶ機会があった。
そこで話した恋愛話はとても刺激的で、日本の恋愛に関する話がいかにフォーマットに沿ったものか改めて理解する事ができた。

日本はSNSにおける連絡の取り方がどうだとか、何回目のデートで告白してだとか、蛙化してしまうからどうだとか、とにかくめんどくさい。多くの人が周りの目を気にして、誰にも嫌われずにモテる為の方法を必死に模索しているように思う。これ自体を否定するつもりはないし、努力できることは素晴らしいのだが、あまりに個性や自分というものがなさ過ぎて、毎回恋愛話をしていると「またこういう話か・・」と感じる事が多々あるように個人的に感じる。

彼女はフランス人の恋愛はキスから始まるという。そこに男女間の関係はどうだとか、見た目がどうだとか、連絡の仕方がどうだとか詳しい説明はない。あくまでパッションの重要性を説明してくれる。日本人ではこっぱずかしい「キスから恋愛ははじまるのよ」という言葉は、ドラマの世界にはいったようで、私にとってはその場にいるだけで本当に楽しい。
あくまで自分自身であり、そこにフォーマットは存在しないのだ。もちろん海外の人でも日本人に近い考えを持つ人々はいるが、実際付き合っていて少なくとも「自分」を持っている人々が多いように思う。

また、海外には恋愛の準備期間というものが存在している。付き合う前に様々な気のある人々とデートを重ねて一人を選ぶというものだ。
私もその経験をさせて貰ったのだが、何の言語を話していようが結局ボディーランゲージとパッションで全ては解決する。これは間違い無く言い切れるし、これこそが生きている実感を感じることができて非常に気持ちが良いのだ。

言語を話すにはその勉強する言語を話す外国人と付き合うと話せるようになるから付き合うべき。という言葉があるが確かにその通りだと思う。しかし、私からすれば恋愛など関係無く、外国人と一緒にいるだけで言語は大間違えしていたとしてもなんとなく話せるのだ。
あくまで恋愛に関しての言語学習は良いように言い過ぎであり、単純に楽しいから経験すべきというのが最も正しいと感じる。

これは感覚的な話だけでなく、物理的な違いを感じることもできる。
例えば白人はアジア人に比べて唇が薄い人が多い。一方で黒人は唇が分厚い傾向にある。これだけでキスした時の感覚は違う。また元々持つ体臭も人種によって大きく違う。
外国人の友達を作れば、このように実際に身近にいる・触れ合うことによって感じる違いを学ぶことができるのだ。

今回は興味を持って貰う為に分かりやすく「恋愛」に焦点を当てて記載したが、他の様々なジャンルにおいてもここで記載できないような過激なものまで、面白いエピソードは山ほどある。

とにかく。
外国人の友達を作る事は本当に楽しい。人生が楽しくなる。
自分がいかにちっぽけなのか、日本が本当に島国だという事実を実感することができる。

というか、個人的にはそもそも友達をたくさん作る事を私はおすすめする。多くの人は普段親密に付き合う人数が少なすぎると思う。友達が少ないことをまったく否定はしないし、私も心地よく過ごせる固定の友達とずっといたいと思う。
しかし一つ言えるのは、同じ人とばかり話していると新しい刺激を貰う事が出来ず、ぬるま湯に浸かった状態が続いてしまう。これでは自分自身の魅力も向上しないし、気づいたら時間が数年経過していたといった状態になってしまう。これは私の過去の経験から言えることだ。新しい刺激を得る事が出来る友達を作れば、普段体感する時間経過のスピードを非常に遅くすることが可能だ。

親密に付き合う友達を今の五倍作ろう!
たくさんの刺激を得られるし、物理的にたくさんの人と会うからエピソードトークも雑学も多くなる。毎回の出会いが楽しすぎて、体感時間が短すぎて驚くのではないだろうか。

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