ラインでも借用書になりますか＠金貸した-19

アプリで知り合った女性と、数ヶ月チャットして、お互い親しくなっています。遠方に住んでいることもあり、お互い直接会ったことはないのですが、ライン電話などで顔をみて話しています。とても素直でいい子で、早く会おうねと話していました。彼女がアルバイトを首になったようで、どうしても手持ちのお金がないし、次のバイトが決まったら返すし、証明書として免許証のコピーも送ってきたので、っ信じて、彼女の銀行口座に１０万円振り込みました。ところが、振り込んた日以来、ラインをブロックされて連絡がつかなくなりました。あろうことか、家の近所まで行ったら、彼女が男と歩いていました。情報では、ラインも証拠になる、と書いてあるのですが、具体的に、ラインの証拠ってどういうものでしょうか。

結論から言うと、LINEは証拠になります。証拠、というのは、『こういったじゃないか』『こう約束したじゃないか』とういったものを意識する方が多いように感じています。

しかし、多くの相談者の方に申し上げているのですが、証拠を集める、とは、ちょっとニュアンスが違うと思っています。

どういうことかというと、証拠を、「相手の主張を切り崩す決定的な証拠」と考えてしまうと、理想的な証拠が得られることははっきりいって絶対ありません。

不倫の証拠を集めるのに、いわば大人のビデオのようなものが集められないと、立証にならないのか。そんなことはないのと同じです。そうではなくて、人が行動をした証を集める。そこから始めてみてはいかがでしょうかとお話ししています。

　どういうことかというと、人が行動をするには、何かの痕跡を残しています。GPSをつけろとかでもありません。そうではなくて、たとえば領収書を見てみる。領収書をみてみると、その領収書を持っていた人が、どこでどんなものを購入した、サービスを受けたのかが理解できます。以下の例を考えてみます。

１月１日　銀座でVan Cleefを買った領収書があった
１月１日　旦那は自宅にはいなかった　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１月３１日　Van cleefを私にはくれない

ここにある証拠は、一つだけです。しかし、各事実を掛け合わせると見えてくるものがないでしょうか？この後想定されるのは、

２月１４日　自宅に旦那は帰ってこなかった

閑話休題。貸金ではどうでしょうか。

１月１日　彼にお金を振り込んだ振込履歴の証拠　　　　　　　　　　　　
２月　彼からのLINE　「ごめんねもう少しだけ待ってね。今お金が厳しくて。必ず返すから‥」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ここで詳細を語らなくても、ラインが重要な位置づけを持つ証拠であると理解できます。無理して、借用書をとったりする必要はなく、人が行動をした、生きていた痕跡を集める、記録していくことが重要だといえるのでした。