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お金を貸す立場@金貸した-23

女性の友人からお金を貸してとお願いされた。
若干下心はあるし、関係は壊したくない間柄だし、借用書に署名捺印して、なんて言わなくても、お互いわかっているだろう。交際相手といえるのかスレスレだし、こんなことで関係を壊したくないし、相手に「貸し」を作っておこうという気持ちがあったのも事実です。
もしかして、お金を貸すと、立場が上になる?

いわゆる、借金取りがお金を貸した人に取り立てるイメージからきているかもしれません。貸したほうが実際、上なのか?下なのか?どちらとも言い切れません。

法律は双方がイーブンになるように遅延損害金や利息の定めを置いているのですから。

しかし、これは逆です。

個人間でお金を貸すと、逆に立場は弱くなると断言します

一旦お金を貸すと、今度は、いつ返してくれるのだろう、どうやって言い出そう、逃げられたらどうしよう、しつこくすると交際をやめるって言われるのかもしれない、など、今度はお金を返してもらうため、ある意味思考が支配されていきます。

一方で、借主が常にどうしようかと考えているかといわれると若干疑問です。もちろん、経営者が多数の借り入れをしている場合には、常にキャッシュフローとともにあるともいえましょうが、そうでない、個人間の貸し借りの場合、言ってしまえば、冒頭のご質問のように人間関係が濃厚だからこそ貸し付けをしているのです。

人間関係が濃いということは、借主にとってメリットがあるだけであって、貸主にはほぼない。

個人間の貸し借りでは、私は、お金を貸すと、立場が弱くなる、と考えています。

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