破産のメリットデメリット@金貸した-28

複数の女性からお金を借りていて、もうどうしても返済することができません。
破産したら、今までの借金はチャラにできると聞いているので、もう破産しか道がないと思っています。
破産したら、何か困ることありますか。

１　破産のメリット

一部を除き、全ての債務の支払い義務が免除されます。

手続開始後は債権者は強制執行(給料差し押さえ等)ができなくなります。生活に必要な範囲の財産は手元に残すことができます。お世話になっている人に迷惑をかけてしまう気持ちを感じるかもしれませんが、今感じている息苦しさや明日からの不安から解放される要素はあると思っています。

２　デメリット

借入が今後約5～10年間できなくなります（いわゆる「ブラックリスト」に乗ってしまう）。住所氏名が、「官報」という国が発行する機関紙に掲載されます。
　免責決定を受けるまで、警備員や士業など一部就けない職業があります。しかし、巷に言う、選挙権を奪われたり、会社を解雇されたりすることはありません。

３　離婚弁護士が思うこと

　破産にはネガティブイメージが過度につきすぎていると思っています。

もう少し、ポジティブな破産があってよいのではないか。離婚弁護士の私は、破産をすると離婚をしてしまう事例を毎日見て、心を痛め、なんとかしてあげられないか、毎日考えています。

大切な人を守るための破産、自分にとって一番大切なものを守るための破産。離婚弁護士が考える未来の破産はポジティブなものにしていきたい。