強制執行って、ドラマみたいに家に踏み込むの?@金貸した-16

知り合いに90万円お金を貸して、返してもらえなかったので、支払い督促手続きを取りました。最終的に裁判所で、金銭消費貸借が認められて、相手が支払うと書いた和解調書を締結しました。

ところが、実際相手は、のらりくらりと支払いを伸ばして、2年も入金してきません。これでは、もとの状態と同じです。その後債務名義などもとり、ついに相手の家に動産強制執行することになりました。

執行官が強制執行するようですが、これってドラマみたいに、刑事ぽい人が家にずかずか踏み込んで家を荒らす?んですか?

結論から言うと、荒らす、わけではありません。しかし、ご相談者様の目には、荒らしているように映るかもしれません。

というのは、結構派手に動産執行をする場合には債務者の財産的なものを調べに行くのです。鍵屋さんを伴って、鍵屋さんがカギを開けてくれます。そのうえで、財産的価値のあるものはないか、くまなく探します。ただし、たとえば現金を見つけても66万円までは抑えることができなルールになっているなどの一定の制約はあるものの、鍵をあけて、中に執行官が入っていきます

なかに、通帳などがないか確認して、机の中、タンスの中といったプライバシーにかかわるものでも一緒に探していきます。

これは、現場に立ち会ったことがない方にとっては、手荒な手段をとっていると感じるかもしれません。しかし、あなたは、実際に知り合いに90万円お金を貸して、返してもらえなかったわけです。適切な手続である支払督促手続を取って、適法に権利を確定されたから、最終的に裁判所で、金銭消費貸借が認められて、相手が支払うと書いた和解調書に至ったわけです。せっかく和解したのに、支払われない不利益を一方的に甘受したわけです。

動産執行をしたことで、債務者が一緒にいたら?心理的抵抗にはつながっていくでしょう。あなたが感じたより、債務者のほうが感じてくれたならそれはしめたものです。

しっかりお支払いしていただくための第一歩をつかむことにもつながっていくのです。

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