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ヴィンテージ・ギターのようになりたい草彅剛さん

元SMAPの草なぎ剛さんは、「ミッドナイトスワン」で、日本アカデミー最優秀主演
男優賞受賞に輝きました。

心にささる映画でした。

メルカリマガジン「すきなモノと生きてい
く」のインタビュー記事を見つけたので、
1部抜粋してご紹介します。


これ、僕の持っている大好きなギターのうち
の一つです。
1951年生まれのギブソンのアコースティック
・ギター。結構マニアックなんですけど、
J185という品番です。
J200っていうエルヴィス・プレスリーが愛用
した有名なギターがあって、それをコンパク
トにしたようなモデルなんですよ。
今から70年前、1951年から7年間だけ生産さ
れて、全部で900本しか存在しないんです。
これは1951年の初年度に生産されたもので、
なんと初年度には77本しか作られていない、
という。


ー本当にお好きなのが伝わりますが、ヴィン
テージ・アイテムの1番の魅力って、どんな
部分なのでしょう?

傷がついて、他にはない佇まいになっている
ところにどうしようもなく惹かれます。
新品のギターも魅力的なんですけど、昔の
ギターのぬくもりとか独特の気配は、他に
はない特別な魅力だなと。
細かい話ですが、新しいギターよりも古い
ギターの方が重量が軽いんです。
なぜかというと、木の表面の塗料が70
年間という時間の経過の中で飛んじゃって
るから。
新しいギターは塗料が厚めについているん
ですよね。
そういうところにグッときちゃいます。
もっと細かい話だと、ピックガードという
パーツが木に埋め込まれているところも
好きですね。新しいギターは、ここがも
うちょっとボコってしちゃうんです。


ヴィンテージ・アイテムの魅力っていうのは
、時間の経過の中で増してゆくものなのでし
ょうか?

間違いなくそうだと思います。歳を重ねて、
ただ朽ち果てるのではなくて再生していく。
それは僕の人生のテーマでもあるんです。
ヴィンテージ・ギターを見ていると、時間
の経過とともに古くなっていくだけではな
くて、決して色褪せない、むしろ増してい
く魅力があるってことがわかるんです。
人間も年を取っていく中で、唯一無二の輝
きを発していけるんじゃないかな、
そうありたいな、ってずっと思っています。
古いギターを並べて眺めながら「こういう
人間になりたいな」っていつも考えている
んですよ。


ーなんて素敵な考え方!


ありがとうございます(笑)。ギターもジ
ーンズも、いろんな種類の傷が積み重なって
いく中で個性的で特別な逸品になっていく。
人間も生きていれば傷付いたり、ケガをし
たり、間違えたり、病気になったりもする
けど、それすら自分の生き様として自分自
身に刻まれていく。そういう考え方を大切
にしているんです。


ーなかなか手に入らないという希少性にも
ロマンを感じたり・・・?


感じますね。希少価値の高いものに出会え
た瞬間、その幸運に感謝したくなっちゃい
ますね。
全てはタイミング。巡り合わせや運なので
、いろんなことが重なって、繋がって、
ものと人との出会いがある。
だからこそそういう特別な瞬間を大事に
したいですね。


草なぎ剛さんは、今や実力俳優ですよね?
人間も生きていれば傷付いたり、ケガをし
たり、間違えたり、病気になったりもする
けど、それすら自分の生き様として自分自
身に刻まれていく。そういう考え方を大切
にしているんです。」

素敵な考え方だと思います。
私もヴィンテージな味わい深い人になって
いきたいです。

それにしても、古いギターの方が新しい
ギターよりも軽いって知りませんでした。

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