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ADHDの少年サッカー

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発達障害のある息子がサッカーを通じて成長していく様子。それに伴って親としての関わり方。コーチとしての関わり方。日々の奮闘と週末の激闘を共有出来たらと思います。 親目線でのお話。指…
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#4   入団

#4 入団

ADHDの息子、ハルとの日々は慌ただしく過ぎていきました。
スイッチが入ったら延々と走り回り
すぐに暴力を振るい…
その都度、相手方に謝罪をし…
中々に精神的に来る事もありました。

なんとか保育園を卒園する事が出来たわけですが…
この時期はサッカーとか諦めてました。
彼が「普通」に生きていけるように出来る事はしよう!と考えていました。
これも今思うと大間違い。寄り添う事はせず導こうと必死でしたか

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♯3     突進

♯3 突進

年長になったハルは相変わらず活発でお友達によく怪我をさせては謝っての日々を送っていました。
もちろん嫌厭される事もありましたが、気にしてもしょうがない。理解のあるママさんや先生のご協力のおかげでなんとか保育園生活をおくっていました。

この間に病院に行き色々な検査や訓練をしていましたが、主治医は気にしすぎの一点張りであまりうまくいってなかったように思います。

そんな日々を送っていたある日、運命の

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♯2     発覚

♯2 発覚

小さいトレシューが綺麗なままハルは3歳になりました。

幾度となく休日はトレシューを履かせて公園に連れていき、サッカーやろう!と言ってもすぐに飽きてしまう彼を見て
「多分無理だな…」と私が諦めてしまいました。
人には向き不向きがあるから仕方ないと。
今は仮面ライダーごっこしよ。と。

妻は1年間の療養でかなり良くなりました。仕事を辞めてパートを始めようかなと言うくらいに元気になりました。
少しずつ

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♯1 始まり

♯1 始まり

ADHDの息子、ハルとサッカー。日々の奮闘を載せていきます。途中、気分を害されるような内容もあるかと思いますがご容赦下さい。

2010年の7月、長男ハルは産まれました。
少し大きめで奥さんのお父さんにそっくりの元気な子。まだ父親としての自覚もないままの私の元にきた彼を見て私は思いました。
「俺の要素どこにもないなぁ」と。

奥さんも私もまだ若く、日々の子育てや生活は思い描いたものではなくとても大

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