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♯1 始まり

ADHDの息子、ハルとサッカー。日々の奮闘を載せていきます。途中、気分を害されるような内容もあるかと思いますがご容赦下さい。

2010年の7月、長男ハルは産まれました。
少し大きめで奥さんのお父さんにそっくりの元気な子。まだ父親としての自覚もないままの私の元にきた彼を見て私は思いました。
「俺の要素どこにもないなぁ」と。

奥さんも私もまだ若く、日々の子育てや生活は思い描いたものではなくとても大変でした。これが一生続くのかなんて憂鬱になったり…。

とにかくハルは活発で一瞬目を離すとハイハイで台所や危険な位置に侵入してくる子でした。
正直私は可愛くてしょうがないと思う事はなく、親として最低の振る舞いを繰り返します。今思うと何も考えてなかった。

共働きなので、奥さんの生活はとても大変だったでしょう。何せ夫が家のことも子育ても何もやりませんから。

ハルが産まれて半年で、保育園に入れるようになり、奥さんは仕事復帰します。
前述の通り、はじめての子育てとのしかかる日々の生活がしばらく続きます。

ハルが1歳半の頃、奥さんが鬱になりました。

大半の原因は職場のパワハラが占めているということでしたが、そこで自分は何してたんだと気付くわけです。

職場を離れた奥さんは日々をボーっとして、時たま泣いてを繰り返します。

そんな中でもハルはいつもと変わらず元気ではしゃぎ回ってました。公園に連れてくだけだとすぐ飽きてしまいどこかに公園の外に出ようとしてしまう彼をつなぎとめるものを考えた時に思い浮かんだのが

ボールでした。

私が普段使っていたフットサル用のボールをハルに渡すと楽しそうに転がしたり追いかけたり、キックしてみたり。
これはちょっと楽しみかも?ですがさすが1歳半。すぐ飽きてしまい他の遊具へ。漫画のように上手くは行きませんでした笑

ですが、私は見逃しませんでした。
彼の軸足の力強さを。転びもせずボールを思いっきり蹴れる子って多くない気がする…。

すぐに私はスポーツショップでトレシューを買うわけです(形から入るタイプ)

つづく


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