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セフレでなぜ悪い

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2018年9月の記事一覧

クオリティ・オブ

クオリティ・オブ

なんでそのセックスでリピートしてもらえると思ってんの。

と、純粋に疑問に思ってしまう男が多すぎる。これは、我々女が無駄なリップサービスと不必要な演技で、男を甘やかしてきたからに他ならない。宮台真司先生や二村ヒトシ氏あたりがきっとどこかで同内容を書いているに違いないが、身をもって力強く肯んず。ところでわたし、何キャラを目指しているんだろうか。まあよい。

photo : 全然興味ないけどフィフティ

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夏の夜の現

夏の夜の現

性欲と恋愛感情を履き違える男が嫌いだ。20代から一貫してわたしは「やりたいならやりたいと言ってほしい」と心から願っている。やり捨てる腹づもりの男に限って、手をつないできたり、かわいいよと耳元で囁いたり、そういう甘い仕草をする自分に陶酔するものだ。そんな見え透いた手口にはもういい加減辟易している。何思い上がってんの。やり捨てるのはわたしのほうだからね。

photo : Lost in transl

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終わったらすぐに帰ってほしい

終わったらすぐに帰ってほしい

早朝、お風呂場の排水口に残った、その男の子の短い髪を見下ろしてわたしは思った。あ、うん、やっぱ、無理だな。

部屋でシャワーを浴びていく男の子は久しぶりだった。滅多に人を部屋に入れないわたしが、凌くんと別れたはずみで招き入れたその男の子は、遊び慣れているからこそそれなりに紳士で、別に居心地は悪くなかった。それでも、セックスして数時間で別れる生活が長かったわたしには、セックス、シャワー、一緒に寝る、

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